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*2022年11月11日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
前回の動画では、私たちにとっての日本語と、聴覚障がい者の方にとっての日本語は違うということについて解説いただきました。
筆談する場合は、伝えたいことをただ文章で書くのではなく、ポイントを押さえて行うことが大切です。
その5つのポイントを用いた筆談と他の方法を組み合わせることで、より患者様に伝えたいことが伝わる方法があると言います。
石塚先生は、それを「簡単な手話を覚えること」だとおっしゃっています。
聴覚障がい者の患者様とのコミュニケーションをさらに円滑にし、納得のいく診療を提供するために役立てていただけるでしょう。
本動画では、歯科医院でもっとも使うことの多い5つの言葉を、手話ではどう表現するのかご紹介くださいます。
実際の動作の様子を見ながら一緒に取り組める内容となっているため、ぜひスタッフ皆さんでご覧ください。
まず最初にご紹介するのは「痛い」という手話です。
歯科医院でこの言葉は、非常に使うことが多いでしょう。
この手話を知っていることで、私たちが伝えることができるのはもちろん、患者様も痛みがあることを伝えやすくなります。
ぜひ覚えておきたい手話の一つだと言えます。
二つ目は「どこ?」という手話です。
「痛い」と「どこ?」この二つの手話を知っているだけでも、問診で大変役立つのではないでしょうか。
続いて「大丈夫?」「お待ちください」という手話も紹介してくださっています。
どちらも診療を進める中で多く用いる、欠かせない言葉です。
特に「お待ちください」という言葉は、印象採得や合着の際にも使います。
上手く伝わっていないと、治療がスムーズに進まなくなってしまう可能性もあるため、ぜひ覚えておきましょう。
そして最後に大事なのは「終わり」という手話です。
患者様にとって、治療がどのタイミングで終わったのかはわかりにくいものです。
終わったのかどうかわからない状態でいることは、不安な気持ちを生じさせる原因にもなってしまうのではないでしょうか。
きちんと「終わり」を伝えることは、患者様にとって安心感にも繋がる大切なことです。
こちらも忘れずに活用していきましょう。
動画の中では、それぞれの動作だけではなく、文章を疑問形で伝えたい時についてもお話があります。
どの手話もわかりやすく説明させているため、早速取り入れていただけることでしょう。
ぜひ医院全体のスタッフで覚えて、明日からの臨床をより良いものにするために役立ててください。
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