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スペシャル
2023年4月21日(金) 公開

認知症「施設入所者」の口腔の特徴と歯科としてサポートできること

価格
11,000円〜(税込) (D+会員 8,800円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:100pt〜 D+会員:80pt〜)
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    • 00:10 〜 自己紹介
    • 01:32 〜 前編の確認
    • 03:09 〜 居宅に該当する施設 
    • 04:00 〜 施設に該当する施設 
    • 05:35 〜 前編のまとめと本日の講義内容の確認 
    • 06:15 〜 症例紹介 施設に入所している高齢者の特徴 
    • 07:05 〜 認知症高齢者の年齢割合 
    • 07:45 〜 認知症の定義 
    • 08:30 〜 CDRの概要 
    • 10:55 〜 認知症患者の「う蝕」と「歯周疾患」の関連 
    • 12:50 〜 症例紹介 う蝕の進行 
    • 13:25 〜 症例紹介 歯石の蓄積 
    • 13:45 〜 症例紹介 不十分なプラークコントロール 
    • 14:25 〜 認知症患者の「補綴装置管理」 
    • 16:30 〜 症例紹介 
    • 18:30 〜 症例紹介 義歯の異食行動 
    • 20:45 〜 症例紹介 補綴物の誤飲 
    • 21:30 〜 義歯と咀嚼の関係
    • 24:50 〜 原始反射の再出現
  • *2022年3月18日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    前編では「居宅」でのケア・指導をおこなった際に算定できる介護保険について解説していただきました。
    後編の本動画では病院や施設などに「入所」している方にケア・指導をおこなった際に算定できる、介護保険について解説していただきます。
    入所の方の保険算定は、歯科医療機関は算定できず施設側がおこなうので関係ないと考えている先生もいらっしゃるでしょう。
    しかし、歯科医療従事者が関与する保険点数が多く存在するので施設側と連携してサポートする必要があります。
    本動画では、病院や施設に「入所」している高齢者の口腔の特徴・歯科医療機関としての関わり方について解説していただきました。
     
    施設に「入所」している高齢者の多くは、口腔廃用が顕著に見られ認知症が進んでいる方が多いです。
    認知症は、一度正常に達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続性が低下して日常生活に支障がでている状態をいいます。
    施設に入所している高齢者の認知症の特徴をCDRを用いて解説していただきました。
     
    次に認知症患者の「う蝕」と「歯周疾患」の特徴について解説と症例を紹介していただきました。
    認知症患者は、自発的な清掃行動が難しく口腔衛生状態が悪化して、う蝕や歯周疾患に罹患している方が健常者と比較して多いです。
    1つ目の症例では、口腔の自浄作用の低下によりう蝕が進行している様子が確認できます。
    2つ目は、歯科が介入していない施設で多くみられる不十分なプラークコントロールによる歯石沈着の症例です。
    3つ目は、不十分なプラークコントロールで歯周疾患に罹患していることがわかります。
    病院や施設に「入所」している高齢者の口腔衛生を保つためには歯科の介入が重要であることが理解できるでしょう。
     
    次に認知症患者の「補綴装置の管理」について解説と症例を紹介していただきました。
    認知症患者は、認知機能の低下により着脱や清掃などの義歯の取り扱いが困難となり義歯が管理できなくなるケースが多いです。
    1つ目の症例は、義歯使用者である確認が遅れて口腔粘膜疾患・肺炎を併発しています。
    2つ目は、異食行動により義歯の誤飲がみられ食道に義歯が残っている様子がレントゲン写真からわかります。
    3つ目は、開口拒否の認知症患者に対して盲目的に口腔ケアをおこなった結果、補綴物を誤飲してしまった症例です。
    認知症患者の口腔管理は管理上の注意を家族など介護者に伝え、食後や就寝時の管理も必要になります。
     
    最後に入れ歯と咀嚼機能との関係について症例とともに解説していただきました。
    アルツハイマー型認知症患者の「義歯の使用有無」による咀嚼機能の違いを嚥下造影検査で記録した映像です。
    義歯を使用していないと、食塊の形成が困難なことが見てわかりますが時間の経過とともに食塊を形成して嚥下しています。
    一方、義歯を使用して食事をしてもらうと咀嚼ができずに食べ方が丸呑みに変化しているのがわかるでしょう。
    すべての方が義歯を使用すればうまく使えるとは限りません。
    とくに、原始反射の再出現がある方は義歯を新製してもうまく使えない可能性があります。
     
    このように、入所している高齢者は認知症を併発しているケースが多く口腔衛生管理が難しい状態の方が多くいらっしゃいます。
    次の動画では、認知症高齢者の「口腔粘膜疾患」「咀嚼機能」「食行動」について解説していただきました。

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