栄養マネジメント強化加算・経口移行加算で歯科がサポートすべきこと
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*2022年3月18日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
#3では、高齢者入所施設で算定できる介護保険について長谷先生にお話していただきました。
本動画では「栄養マネジメント強化加算」「経口移行加算」の算定にあたり歯科がサポートできること解説していただきます。
はじめに「栄養マネジメント強化加算」について解説していただきました。
栄養マネジメント強化加算は、介護保険施設に入居している施設入居者が対象です。
施設入居者の一人ひとりに合わせた栄養ケア計画を作成して介護施設における「栄養ケアや管理」の強化を目的としています。
医師・歯科医師が連携して管理栄養士とともに「栄養ケア計画」を作成。
作成した「栄養ケア計画」をLIFEに登録することで保険加算がとれます。
「栄養ケア計画」には口腔評価の項目があり管理栄養士から質問されることが多いとおっしゃっていました。
歯科医師として施設との連携・サポートしていくことがポイントとなるでしょう。
なお、栄養マネジメント強化加算を算定する際は、経口維持加算(I)を算定します。
その際に、施設が協力歯科医療機関を定めている場合は、経口維持評価加算(II)も同時に算定することが可能です。
次に「経口移行加算」について解説していただきました。
「経口移行加算」は経管栄養中の施設入居者が対象です。
経管栄養中の入居者が、経口摂取から食べる楽しみが得られるように多職種共同で支援します。
医師の指導のもと歯科医師・看護師・管理栄養士が連携して「経口移行計画」を作成し算定。
ただし、経口移行には入居者または家族の同意が必要です。
次に、保険算定の際たびたび耳にする「LIFE」の概要について解説していただきました。
「LIFE」は科学的介護情報システムを英語表記した際の頭文字から成る言葉です。
施設系・通所系・移住系・多機能系サービスの事業所すべての利用者が対象となります。
利用者に係るデーターを「LIFE」に提出することで「LIFE」からフィードバックが受けられます。
事業所は、フィードバックをもとに施設単位・サービス単位でのPDCAサイクルやケアの質が向上するように改善。
LIFEによるデータ提出・活用が要件とされる口腔関連加算もあるのでしっかりと確認しておきましょう。
食べる行為には特性と限界があるので現状や理由を本人や家族に説明して理解を得ることがポイントです。
スクリーニングテストなどの検査も大切だが食事観察や患者とのコミュニケーションからわかることも多くあります。
認知症患者の食べる機能を評価することは難しいことです。
他業種の方とも協力して「どうしたら安全に食べられるか」という視点で検査することが必要となるでしょう。
介護現場における歯科の関わりはまだまだ浸透していない現状があります。
積極的に現場へ出て歯科の可能性を広めていくことが今後の課題となるでしょう。
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