認知症患者の口腔粘膜の変化・咀嚼機能や食行動の特徴とは?
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*2022年3月18日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
#1では、認知症患者の口腔状態の特徴について長谷先生に解説していただきました。
本動画では、認知症患者の「口腔粘膜疾患」「咀嚼機能」「食行動」について解説していただきます。
はじめに認知症患者の「口腔粘膜疾患」を解説していただきました。
認知症患者は口腔清掃の必要性を理解することが難しく開口を拒否するケースが多いです。
介護者が口腔内を観察することが難しくなるため口腔疾患の発見が遅れ重症化するリスクが高くなります。
認知症患者の口腔粘膜疾患の症例を紹介していただきました。
1つ目の症例は、開口拒否のある認知症患者の舌癌の症例紹介です。
2つ目の症例は、認知症患者の残存歯による粘膜疾患の症例を紹介しています。
また、高齢の認知症患者の場合、服薬による口腔粘膜炎や口内炎・舌炎にも注意が必要です。
内服薬を誤った方法で服薬していると口腔粘膜炎や舌炎を起こすリスクが高くなります。
口腔粘膜炎や食道の粘膜炎は咀嚼・嚥下の際に痛みを伴うケースが多いです。
口腔内に薬剤性の口腔粘膜疾患や舌炎があるか確認するためにも、内服薬はしっかりと把握しておきましょう。
次に認知症患者の「咀嚼機能」について解説していただきました。
認知症患者は重度の認知症患者の方ほど咀嚼機能の低下があり、限られたものしか口に出来ず心理的満足度も低下します。
中等度認知症から義歯の使用が困難となり、咬合支持が失われることから咀嚼にかかわる筋肉活動量も低下します。
栄養状態も低下するので低栄養のリスクも高まる可能性が高いことが推察されるでしょう。
次に、長谷先生が執筆した論文【「咀嚼様式」から誤嚥性肺炎の発症を予測できる】のお話をしていただきました。
食べ物を咀嚼して嚥下する際の食塊を「グレード1」「クレード2」「グレード3」の3種類に分類します。
どの症例も嚥下には問題がなく咀嚼機能に差がみられる状態です。
しかし、180日後に検査をおこなうと咀嚼機能に問題があるグループは嚥下機能が低下して「誤嚥性肺炎」の罹患率が高まります。
咀嚼機能と誤嚥性肺炎との関連性が表で確認することができるでしょう。
次に、認知症患者の「食行動」について解説していただきました。
アルツハイマー認知症の摂食・嚥下機能の低下は中等度から顕在化する場合が多く、先行期の障害から現れる場合が多いです。
そのため、摂食・嚥下機能ばかりに注目するのではなく食べ方の観察(箸やスプーンなどの食具)もポイントとなります。
食具の失行による誤嚥や窒息のリスク・食べこぼしを軽減させるために安全性を確保しながら一人ひとりに合わせた支援が必要です。
最後に、アルツハイマー型認知症患者の「食行動」の特徴を2つの症例を用いて紹介しています。
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