歯科恐怖症患者への対応方法3:薬物的アプローチ-静脈内鎮静法 #5
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*2023年4月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
静脈内鎮静法は経静脈的に薬物投与することによって、患者様の不安や恐怖心または精神的な緊張を最小となるように抑制し、安全で快適な治療を行う方法のことで、すみやかな鎮静効果が得られます。
しかしながら使用にはトレーニングを必要とし、麻酔科医による術中のコントロールが重要です。
静脈内鎮静法は障害があり通常の歯科治療が困難な患者様に多く利用してされています。
動画では笑気吸入鎮静法よりも適応範囲が広がる適応症や、禁忌症について詳しく教えていただきます。
使用薬剤のアレルギーではどういった成分が問題となるか、近年流行している新型コロナウィルス感染症患者様では、どういった場合に静脈内鎮静法は使用できないかなど、最新の情報を学べます。
初めて鎮静法を使う先生方の中には、静脈内鎮静法と全身麻酔とはどう違うのか疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
静脈内鎮静法と全身麻酔は使用薬剤が同じことが多いので、薬の量を間違ってしまうとそのまま全身麻酔に移行してしまい非常に危険です。
薬をドンドン入れれば良い鎮静ができると考えるのは間違いで、呼吸抑制や循環抑制のリスクがあるのでベテランの歯科麻酔科医による治療が重要です。
その点についても動画内でわかりやすく説明していただきます
症例の動画では、鎮静薬を静脈に入れてから、患者様のまばたきが時間と共にどのように変化していくか。
至適鎮静状態の様子を見ながら、他覚的な特徴をしっかり学べます。
症例2は他院で一度静脈内鎮静の経験があり、満足をえられず治療難民になってしまった患者様のケースです。
適切なコンサルテーションを行い、静脈内鎮静の再トライに成功し、その後も鎮静無しでメンテナンスに継続して通うことができた経緯を紹介していただきます。
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