＊2023年4月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。

歯科恐怖症患者様は近年増加傾向ですが、１人でも多くの患者様に歯科治療を受けてもらうにはどうすればよいか考えます。

征矢学先生は大学院にて全身麻酔、静脈内鎮静法、障害者歯科治療、全身管理下歯科治療、ペインクリニックなどの全身管理について学ばれ学位を取得されました。
またその後に医学部付属病院の麻酔科で、歯科病院では経験できないような様々な臨床を行い、歯科麻酔専門医を取得されるなど、歯科麻酔のスペシャリストでいらっしゃいます。

征矢先生がご開業されている茨城県の地域では、近隣に大学病院の歯科麻酔科が存在しないため、歯科恐怖症患者様は遠方の病院に行くか、治療を諦めるしかありませんでした。
そこで征矢先生は、そういった問題を地域内で解決するために、静脈内鎮静法や全身麻酔まで完備した一般歯科医院として地域にかかわっていらっしゃいます。

また歯科恐怖症や嘔吐反射の患者様を助けるべく、活動も行っていらっしゃいます。
実際に歯科恐怖症患者様が来院されたら、限られたアポイントの時間内にどのように対応すれば良いのでしょうか？
自分のクリニックでは診られないので、大学病院に行ってくださいと断ってしまうクリニックも多いと思います。
本講演では、歯科恐怖症が単なる怖がりではないことを理解し、一般開業医でも取り組める歯科恐怖症患者様の対応策と苦手意識の解決法についてわかりやすく解説していただきます。