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2024年5月14日(火) 公開

これで解決!!CR修復時、なかなか合わない色のトラブルへの対処法

    • 00:00 〜 色が合わないのはなぜ?~歯の因子~
    • 01:53 〜 CRの色調の特徴
    • 05:00 〜 ホワイトマージンはなぜ生じるか?
    • 08:03 〜 審美領域のCR修復の注意点
    • 09:19 〜 まとめ
  • CR修復を行なっている時に「色が合わないな」と思うときはないでしょうか。 
    これには様々な原因が考えられます。 
    まずは、歯の色の特性です。 
    色素立体の中では、歯の色はとても限られた範囲に存在します。 
    また、人の目の色識別域もあるため、判別できない領域も多数あるからです。 
    次にCRの物性が原因となる場合もあります。 
    CRは複合材料であるため、硬化によって色調の変化が生じます。 
    これは、屈折率の変化によって生じるとされています。 
    このような変化を的確に捉えるためには慣れが必要です。 
    このため、迷った時には、歯の表面で一度硬化させ、色調の変化を確認することで解決できます。 
     
    また、CRが半透明であるが故に、口腔内の暗い色を透過してしまうこともあります。 
    このように、裏打ちのない場合、オペーク色のCRで裏打ちを作成し、その上から充填・研磨を合わせることで解決できます。 
     
    ホワイトマージンに悩む先生方も多いのではないでしょうか。 
    ホワイトマージンは重合収縮の影響もありますが、錯視影響によって生じることもあります。 
    これを解決するためには、明度を合わせることが重要です。 
    また、浅く広いベベル付与すると、明度が移行的になり、ホワイトマージンが目立ちにくくなります。 
    ベベルの付与は特に唇側などの審美領域で有効です。 
    深さや大きさは、3〜4ミリ程度のベベルを付与すると良いでしょう。 
    これによって、色調適合性を高めることができます。 
     
    CR修復時に色調の調和を取るために着目すべきは色ではなく「明度」です。 
    明日からのCR修復に役立つ情報が盛りだくさんです。 
    ぜひ一度参考にして、機能だけでなく、審美面でも追求した治療を行いましょう。 

“失敗しないために” 保存修復のトラブル&リカバリー【CR充填編】

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