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2024年5月14日(火) 公開

研磨時、エナメル質様の光沢感が出ない場合の対処法

    • 00:00 〜 研磨について再考する
    • 02:25 〜 研削と切削の違い
    • 03:40 〜 形態修正時のCRの表面性状
    • 05:25 〜 様々な研磨材
    • 07:59 〜 ポイントごとの表面性状の違い
    • 09:48 〜 解剖学的知識の必要性
    • 10:36 〜 まとめ
  • CR修復で最終的に行う操作である研磨。
    研磨をしっかりと行うことで修復したCRはエナメル質様の質感を獲得することができます。 
    研磨を行うには、被研磨体よりも硬い材料で研磨をする必要があります。 
    このため、CRを研磨する時は、ダイヤモンド粒子の含まれた専用のポイントを使う必要があります。 
     
    ここで、研削と切削の違いは何なのでしょうか? 
    切削はバーによって行われ、切ることで形を整えていきます。 
    一方で研削は、ポイント内の砥粒によって削っていくことを意味します。 
    CR修復後、それぞれのポイントによって、表面性状は異なります。 
    これらをよく見ると、形態修正時にホワイトポイントを使うと、表面性状が粗く仕上がります。 
    したがって、光沢が失われてしまうため、ホワイトポイントは形態修正には不向きです。 
    つまり、CR修復後の形態修正・研磨には、専用のポイントを用いて行うようにしましょう。 
     
    実際、研磨方法と表面性状を比較した報告があります。 
    この報告では、ホワイトポイントが最も表面性状が粗くなります。 
    一方、コンポマスターやスーパーファインのダイヤモンドを用いることで光沢度や表面性状が最も美しいと報告されています。 
    つまり、エナメル質様の光沢を得るためにはスーパーファインのダイヤモンドバーやカーバイドバーを用いること 
    および、研磨にはCR専用の研磨剤を用いること 
    これらのことが重要になってきます。 
     
    さらに、歯の解剖学の知識も不可欠です。 
    隣接面の移行部や唇側面溝などの自然な形態を付与することも審美的な治療には必要になります。 
     
    近年、患者様の審美的な要求は高くなってきています。 
    より審美的で、ワンランク上の治療を行うために必見の内容です。 
    ぜひご視聴ください。 

“失敗しないために” 保存修復のトラブル&リカバリー【CR充填編】

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