Doctorbook academy

    • 00:09 〜 フレアアップとは
    • 00:37 〜 概要
    • 02:46 〜 根管治療開始
    • 03:50 〜 フレアアップ
    • 05:09 〜 髄床底のう蝕処置
    • 06:51 〜 フレアアップの原因
    • 08:24 〜 使用器具の紹介
    • 09:46 〜 まとめ
  • 症例は72歳男性(歯科医師)、右上第一大臼歯の根管治療です。
     
    1週間前から熱いものがしみることを主訴に来院、口腔内写真からかなりの咬耗が認められます。
    第一大臼歯の遠心に自院スタッフに充填してもらったCR充填があり、第二大臼歯はインプラントが入っていました。
    CTから、口蓋根はほぼまっすぐですが、遠心にう蝕とCR充填あり、遠心頬側根根尖が口蓋側に湾曲しています。
    近心頬側根は2根、MB1とMB2があり、MB2中央辺りに側枝があります。
     
    根管治療を始めると、失活していて急性根尖性歯周炎になっていたようです。
    遠心根、口蓋根、MB1を穿通させ、MB2探索中に時間切れ、途中で終了しました。
     
    ところが、フレアアップして抗菌薬や鎮痛剤が効かない程の疼痛が出てきてしまいました。
    開くと頬側根から排膿が認められましたので、MB2を穿通させますが、フレアアップは治りません。
    因みに、湾曲の強い根管形成のコツを解説していますので動画をご覧下さい。
     
    そこで、他の原因と考えられる今度は髄床底の2次う蝕を処置します。
    口蓋根管から遠心・頬側に向かって2次う蝕があり、う蝕検知液を使用して除去し、CR充填をしていきます。
     
    CR充填後のデンタルにて、フレアアップの原因がはっきりしました。
    動画で確認しましょう。
     
    さて、根管内のう蝕除去は通常のダイヤモンドバーでは困難ですので、先生が愛用されているバーを紹介しています。
    また、CR充填も、精密な作業のしやすいCRチップも紹介していますので、参考にしてください。
     
    考察では、根管治療中に起こったフレアアップについて、原因と考えられるものを1つ1つ取り除いた末、見事にフレアアップを治めました。
     
    根気よく精密な治療の様をぜひご視聴ください。

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