Doctorbook academy

    • 00:00 〜 Open the Flap 2024 イントロダクション
    • 03:19 〜 馬庭望先生自己紹介
    • 03:52 〜 症例発表
    • 16:00 〜 ディスカッション開始
    • 16:58 〜 根面被覆術の難易度判断
    • 19:10 〜 フラップデザインの理由
    • 22:02 〜 歯肉退縮が起きた要因
    • 22:50 〜 矯正後のオペの工夫
    • 25:05 〜 リセッション形態ごとの難易度
    • 26:36 〜 オペアシストの教育はどうするか
    • 29:37 〜 馬庭先生がスキルを上げたステップについて
    • 33:24 〜 術式の選択基準
    • 35:45 〜 術中のフラップで難しかった点
    • 40:17 〜 CTGについて
    • 42:56 〜 CTGの量の決め方
    • 47:53 〜 使用するメスの工夫
    • 49:29 〜 エムドゲインの使用とCTG縫合
    • 56:08 〜 オペ時間と使用麻酔量
    • 59:03 〜 術後の経緯
    • 1:03:00 〜 再度の矯正はいつから始めるか
  • OTFハンズオン


    馬庭望先生による根面被覆術をテーマにしたケースプレゼンテーションをもとに、山口文誉先生、高橋雅仁先生と共にディスカッションを行います。
    実践的な治療方法や経験談を共有し、専門家の視点から掘り下げていきます。

    【症例紹介と治療方針】
    患者様は41歳女性で、右上の歯茎が下がって気になるとの主訴で来院されました。
    右上3番唇側の歯肉退縮による根面露出が見られ、見た目の改善を希望され、まずは矯正治療で対応することになりました。
    矯正治療によって前歯のレベリングはできましたが、右上3番のリセッションは改善されず根面被覆術で対応することとなりました。

    【ディスカッション内容】
    高橋先生から馬庭先生に側方弁オペの頻度について質問がありました。
    馬庭先生は台形弁切開で歯冠側移動のフラップデザインを好んで使用すると答え、今回のようなリセッションが多いケースは初めての経験だと述べました。

    続いて、馬庭先生より難易度の判断基準について山口先生に質問がありました。
    今回のケースは、3番の近遠心両側に角化歯肉があることを理由に可能だと、山口先生は判断しています。
    山口先生からはフラップデザインの選択について質問がありました。馬庭先生は歯冠側移動が難しいため、両サイドから部分層弁を形成してフラップを閉じる方法をギリギリまで想定していたそうです。
    しかし近遠心からフラップを閉じるには近心の角化組織が足りないと判断し、最終的に今回のようなフラップデザインとなりました。

    【治療過程と工夫】
    高橋先生から大きな歯肉退縮の要因について質問があり、馬庭先生は歯の位置が唇側にあり、ボーンハウジングができていないことによる硬組織の裂開と軟組織の薄さ、あるいはブラッシング圧が原因ではないかと答えました。
    さらに、オペの工夫や矯正医とのディスカッションについても言及がありました。

    馬庭先生はアシスト人員を固定しておらず、複数の外科アシストがいるとのことです。
    山口先生は、アシストがオペの目的や術式、器具の名前を理解していることが重要と述べました。

    【オペの具体的な手順と術後管理】
    初心者がまずトライすべき症例についての質問もあり、馬庭先生はリセッション量が3ミリ程度の単独歯のケースから始めることを勧めました。
    また、CTGの使用についても意見交換がありました。
    術中の工夫については、カットバックしてもスライディングが難しい点や、歯肉を近心側と歯冠側の両方に移動させる必要がある点が挙げられました。
    CTGの量についても、リセッション量が大きかったため、もっと多くのCTGを使用すべきだったと馬庭先生は反省しています。

    【術後の管理と麻酔の量】
    術後管理については、麻酔の量や治癒確認、抜糸のタイミングについても話し合われました。
    馬庭先生は局所麻酔を口蓋側に2〜3本、唇側に3本と多めに使用し、術後翌日と1週間後、2週間後に再度来院してもらい抜糸を行うと述べました。
    山口先生と高橋先生も同様に、テンションの違いによって1〜2週間の治癒期間を見て抜糸することが大切と考えています。

    【矯正治療再開のタイミング】
    再度矯正治療を始めるタイミングについて、馬庭先生は術後1週間ほどで矯正を再開しましたが、軟組織の治りを考慮してどのくらい待つべきか、山口先生から見解が示されました。

    【まとめ】
    今回のディスカッションでは、歯肉退縮と根面被覆術に関する具体的な治療プロセスや問題点について、3人の先生方が詳しく議論しました。
    各先生方の経験と知識を共有することで、実際の臨床に役立つ知見を深めることができます。
    この動画を通じて、歯肉退縮と根面被覆術の技術を学び、日々の臨床に役立ててください。

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