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- 価格
- 4,950円〜(税込)
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- 1% (45pt〜)
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                  2024年7月5日-7月7日に開催された『第43回 臨床歯科を語る会』のアーカイブから、
 分科会セッション「加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー」の講義をお届けします。
 第44回 臨床歯科を語る会分科会セッション「加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー」から長野先生のオーバーデンチャー設計の講義をお届けします。 
 
 ▼症例背景と診断
 茨城の高齢地域で診療する長野先生は、畑に囲まれた町で出会った81歳女性を紹介します。
 右上67欠損を含む広範囲の骨吸収と歯の動揺、旧義歯の咬合不適合が進行し、咀嚼効率は著しく低下。
 家族の手厚いサポートを背景に、プラークコントロール指導と義歯調整から治療が始まります。
 
 ▼治療計画の転換
 ブラッシング改善と咬合調整により患者のQOLが向上すると、保険適用の義歯から自費の金属床義歯へと治療意欲が高まります。
 しかしその矢先、乳癌の発覚と免許返納が重なり、将来的な通院困難が現実味を帯びることになります。
 長野先生はそこで、介護環境下でも清掃・修理がしやすい「オーバーデンチャー」への転換を決断します。
 
 ▼オーバーデンチャー技術
 上下3〜3には6°の内外冠コーヌスを設計。
 予知性の低い歯にはテーパーを緩めたショートコーピングを使用し、保持力と修理性を両立させています。
 下顎義歯はレジン床で軽量化し、咬合平面を整えたうえで1対2咬合とタッピングポイントの一致を確認。
 ビーフジャーキーによる咀嚼テストでも良好な結果を得ています。
 
 ▼経過と学び
 その後、乳癌治療やCOVID-19による外出制限で定期検診が途絶え、義歯の嵌合不良などのトラブルも発生しますが、施設スタッフの協力により修理対応と装着が再開。
 現在は月1回の訪問ケアを継続し、口腔清掃と機能の維持が図られています。
 
 講義では、超高齢患者における“先読み設計”の必要性や、清掃性・修理性を備えた義歯設計の実際、そして都市部と地方での改変タイミングの違いなど、臨床に役立つ視点が数多く語られます。
 通院困難期を見据えた補綴戦略を考えるうえで、大きなヒントとなる内容です。
 【こんな先生におすすめ】
 在宅・訪問歯科を視野に入れる臨床医
 義歯設計の引き出しを増やしたい補綴担当医
 高齢患者の治療計画に悩む若手歯科医
 【学べるポイント】
 通院困難・介護移行を想定した補綴設計思考
 テレスコープ冠・ショートコーピングの使い分けと保持力最適化
 家族・施設と連携した口腔ケア継続の実践モデル
 #オーバーデンチャー #パーシャルデンチャー #高齢者歯科 #テレスコープ冠 #訪問歯科 #義歯修理 #プラークコントロール
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