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【人気動画】意図的再植術を成功に導くマテリアルと術式

2019年9月27日(金)

目次

① 診査に必要な器具と診断

② 意図的再植術の術式

③ 意図的再植術の成功率

④ 意図的再植術を成功させるための症例選択

⑤ 意図的再植術の適応

⑥ 意図的再植術を成功させるための抜歯

⑦ 抜歯を行う際のコツ


① 診査に必要な器具と診断 

 

意図的再植術を成功させるためには診査診断が重要です。

マイクロスコープやCBCTを用いることでより精緻な診査診断が可能になっています。 

この20年間でテクニックのみならず器材も進化を遂げてきました。

② 意図的再植術の術式

 

一度抜歯を行いソケットの外に取り出します。 

口腔外で歯根端切除、逆根管充填まで行い感染除去した後にソケットに戻していきます。

③ 意図的再植術の成功率

 

意図的再植術は古くから歴史があり300年前から臨床報告が残っています。

50年ほど前より生存率、成功率共に向上が認められます。最近では術式も確立され、2000年以降は90%を超える成功率が報告されています。 

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④ 意図的再植術を成功させるための症例選択

 

意図的再植術を成功させるためには抜歯時に歯根破折を起こさないことと歯根膜にストレスを与えないようにすることが肝要です。素直な根形態をしている方が条件が良く、湾曲根や根尖が広がっているものでは適応は難しいでしょう。 

⑤ 意図的再植術の適応

 

意図的再植術は歯根端切除術が困難な上下顎の第二大臼歯などが再適応となります。

単根でやりやすいといった理由で破折や術後のアンキローシスのリスクがある意図的再植術を選択するのは辞めておいた方が良いでしょう。 

⑥ 意図的再植術を成功させるための抜歯

 

意図的再植術を成功させるためにはまずは抜歯を成功させなければなりません。

歯根膜を損傷させないために鉗子による抜歯を行いますがその際にはセメント質に触れないようにCEJを超えないよう気を付けねばなりません。ダイヤモンドコーティングされた鉗子だと把持が難しくても抜歯を行いやすくできます。

何よりも破折させたら失敗だという事を念頭に置かねばなりません。 

⑦ 抜歯を行う際のコツ

 

抜歯をする際には時間をかけてゆっくりと行う必要があります。

鉗子に輪ゴムを掛けることで歯牙に対し把持の効果を持たせることができます。こうすることで時間をかけて抜歯をする際に歯牙を把持しながら頬舌的にゆするという行為の術者負担を減らす効果も期待できます。

また、抜歯後に口腔外で歯根端切除術、逆根管充填を行う際にも歯を落下させる心配がありません。 

動画を見ていただくことで今まで打つ手がなく抜歯としていた症例に対し歯牙保存に努めることの一助になるのではないかと思います。ぜひ参考にしてみて下さい。

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