Part1では「全部床義歯編」として総義歯の印象についてお話しいただきました。
今回は「部分床義歯編」を、お送りします。
早速ですが、全部床義歯と部分床義歯ではどのような違いがあるかと聞かれたら先生方はなんとお答えになりますか。
ここをいかにしっかり押さえておくかどうかで、印象つまり義歯のクオリティが変わると松田先生はおっしゃいます。
両者の違いは残存歯があるかないかということだけではありません。
維持のメカニズムや義歯の動きは、それぞれどう異なるでしょうか。
今一度、本動画から義歯の最終印象の理論について考え直してみましょう。
また印象採得の際には、ただ採るのではなく「義歯をどこで維持させるか」といった点を考慮した上で行わなければなりません。
基本的にリリーフが必要とされる部位などはありますが、支持域やリリーフ部位は症例により様々です。
ですから機能印象(選択的加圧印象)時には、それぞれの症例に合わせて加圧部位を把握して印象を行うことが必要です。
これは松田先生が「印象のクオリティが義歯のクオリティ」と言うほど、非常に大事なポイントになります。
本動画は、このような基本的な考え方や各過程でのポイントがわかりやすく説明されているものです。
さらに「個人トレー」は必要かという点や、辺縁形成やウォッシュ印象時にお勧めな接着剤・印象材もご紹介くださっています。
実際の臨床動画では、手順や辺縁形成などのテクニック、印象時の患者様をどう誘導するかなどもご確認いただくことが可能です。
義歯の印象を成功させるためには、理論的な面もしっかり理解した上で印象を行うことが重要です。
松田先生の講義から得られるものは、きっと義歯のクオリティにも良い影響をもたらしてくれることでしょう。
ぜひ、全部床義歯編と合わせてご覧になってみてください。
*2022年4月6日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
【告知】2025年開催予定の「BPS-2NDの術式を学ぶハンズオンコース」をご案内いたします。
エピソード
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フルデンチャーとパーシャルデンチャーではそれぞれ床の役割が異なるため、印象時のポイントも違います。維持のメカニズムや義歯の動きの違いから、良い最終印象のための支持域やリリーフ部位を考えていきます。再生する
再生時間 16:37
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義歯の回転運動を小さくするために有効な「機能印象(選択的加圧印象)」。被圧変位量からその必要性を考えます。また押さえるべき3つのリリーフ部位と、症例ごとに考え印象する重要性を解説いただきます。再生する
再生時間 16:11
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プレミアム義歯の印象に個人トレーは必要か? #3部分床義歯作製の際に、個人トレーは必要か否か?ここでは必要な場合と不要な場合について、さらに個人トレーを作製するにあたり考えるべきポイント・お勧めの印象材についてご説明いただきます。再生する
再生時間 16:58
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義歯の最終印象前の接着剤塗布からトリミング、ブロックアウトやシリンジを使ったウォッシュ印象のテクニックまで実際の臨床動画から学べます。印象を成功させるためのコツが多く紹介されており必見です。再生する
再生時間 17:33
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義歯作製において最終印象は義歯のクオリティに直結します。さらに最終印象を極めるためのアカデミーの紹介、テッシュコンディショナー使用時のポイントや蝋堤の前歯部を省く理由などについてご説明いただきます。再生する
再生時間 14:29
レビュー
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5.0
いままでの自分のパ-シャルデンチャ-の印象は既成トレーのみで印象していたり個人トレーは使えどアルジネ-トで印象したりと支持域に関する理解も不足してましたし、加圧、無圧に関しても何の理解もないまま漠然と印象しており思うような結果が出ず悩んでおりました。今回の松田先生の講演で何故に、そしてどうやって印象のクオリティ-を上げるのかが明快かつ分かり易く解説してくださっているので、どうやって印象すれば上手くいくのかが理解できました。動画で実際に松田先生の患者さん相手のライブ印象術式を見られたのも大変勉強になりました。何度も視聴させていだだき勉強させて頂きます。松田先生有り難う御座いました。
2024/05/11 -
5.0
理論を把握していなかった部分もあり0から勉強できてとてもタメになりました。
2023/08/22 -
5.0
選択的加圧について非常に分かりやすかったです。部分床義歯における、支持域とリリーフに関しても分かりやすかってです。
2023/08/22
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