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スペシャル
2022年10月20日(木) 公開

義歯のクオリティは支持域とリリーフ部位にあり #2

価格
2,750円〜(税込) (プレミアム会員 2,200円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:25pt〜 プレミアム:20pt〜)
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  • Amazon Pay
    • 00:10 〜 【支持域とリリーフ部位】3.基本的なプライマリーサポートエリア
    • 01:13 〜 4.リリーフ部位
    • 03:05 〜 【選択的加圧印象の必要性とその根拠】1.被圧変位と被圧変位量
    • 07:25 〜 2.機能印象(選択的加圧印象)
    • 10:03 〜 3.科学的な根拠は?
    • 12:01 〜 【症例】70代後半 男性 選択的加圧印象 オルタードキャスト法
    • 15:30 〜 【部分床義歯の個人トレーの必要性やそのポイント】1.個人トレーの必要性-1
  • *2022年4月6日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。     


    全部床義歯におけるプライマリーサポートエリアには基本的なものがあります。
    それを理解して、症例ごとにどこで義歯を支えるのかということを把握することが非常に大事です。
    基本的に部分床義歯の支持域は、全部床義歯と一緒になります。
     
    次にリリーフが必要な場所について考えていきましょう。
    フラビーガム・口蓋隆起・下顎隆起・顎舌骨筋線・抜歯窩など様々思い浮かぶのではないでしょうか。
    しかしこのような部位を記憶するのではなく「どういう部位をリリーフしなければならないか」を理解する必要があります。
    そしてその上で「症例ごとに考えることが一番大切」だと松田先生はおっしゃっています。
    押さえておくべき3つのリリーフ部位についても動画内でお話しくださっていますので、ぜひご確認ください。
     
    続いて選択的加圧印象について思い出していきましょう。
    まず松田先生は「被圧変位・被圧変位量」という言葉の一番大切な部分を歯科補綴学専門用語集から抽出してくださっています。
    天然歯には生理的動揺があり、押す方向などによっても異なりますが被圧変位量は40μm、粘膜の場合は800μmです。
    それに対して義歯床など面積を持たせた場合は、200μmにもなります。
    義歯床下粘膜は残存歯に比べて2〜5倍もの変位が生じると言えるでしょう。
     
    つまり支台歯と床下粘膜の被圧変位量が大きく異なると、回転運動が起こり「支台歯にかかる負荷も大きくなる」ということです。
    なるべくこの差を縮める方法の一つが「機能印象(選択的加圧印象)」です。
     
    その科学的根拠は「有床義歯補綴診療のガイドライン」の中にも記載されています。
    実際の症例、70歳後半の男性、すれ違い咬合のある場合の下顎義歯作製の様子をぜひご覧ください。
    選択的加圧印象時の加圧状態が、作製した義歯に正確に反映されていることがおわかりいただけます。
    さらに義歯のクオリティが「いかに支持域とリリーフ部位を考えて印象採得をするか」に直結していることも明確です。
    印象時にどこを加圧するか把握して、そこに加圧した状態で印象を採ることが大事だと言えるでしょう。
     
    理論編の最後は「部分床義歯の個人トレーの必要性とポイント」についてお話しくださいます。
    松田先生は「個人トレーは絶対ないといけないものではない」と思っておられるそうです。
    その理由については次の動画で解説くださいますので、引き続きご覧ください。

次のエピソード

  • 部分床義歯作製の際に、個人トレーは必要か否か?ここでは必要な場合と不要な場合について、さらに個人トレーを作製するにあたり考えるべきポイント・お勧めの印象材についてご説明いただきます。
    再生する

    再生時間 16:58

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