「治る歯髄 治らない歯髄 -歯髄保存の科学と臨床- UP TO DATE 2025 アップデート編
Doctorbook academy Impact Awardを受賞した 泉 英之先生の「治る歯髄 治らない歯髄 -歯髄保存の科学と臨床-」シリーズについて、2025年のアップデート編です。
2018年から公開されている「治る歯髄 治らない歯髄 -歯髄保存の科学と臨床」シリーズをご覧になった先生方を対象とした、即日配信によるインタラクティブ・セミナーです。

2018年に『治る歯髄 治らない歯髄』が出版されましたが、その後、AAE（アメリカ歯内療法学会）とESE（ヨーロッパ歯内療法学会）がポジションペーパーを発表しました。その主な目的は、従来「不可逆性歯髄炎」と診断され、抜髄が行われていた歯根完成歯に対し、冠部歯髄を除去し、根部歯髄を保存する「全部断髄（Full pulpotomy）」を、治療の選択肢として日常臨床に取り入れることが可能であると示すことでした。

筆者は2018年の時点で、症例ごとに断髄位置を変えることを提唱し、直接覆髄、部分断髄、「歯頚部断髄（全部断髄）」と分類しました。断髄位置は診断結果として決まり、その後の治療プロトコルは他のVPT（Vital Pulp Therapy）と共通するため、書籍では「全部断髄」のみに特化した章を設けることはしませんでした。
しかし、今回は「全部断髄」に焦点を当て、2018年当時にすでに記載していた内容に加え、その後発表された重要な論文や、筆者が現在実践している全部断髄の術式について紹介します。
また、講演での質疑応答や、勉強仲間（Izumi Private Follow-ups）とのディスカッションを通じて感じた、これまで伝えきれていなかったマイクロスコープを用いた歯髄の診断方法についても踏み込んで話をしたいと思います。

もちろん、今回のアップデート講演の目的は、参加者の皆様とディスカッションを深めることにあります。全部断髄に限らず、間接覆髄を含めたVPT全般について議論を交わし、より実践的な知識の共有を図りたいと考えています。

【日程】2025年3月23日(日) 11:30-13:30
【受講料】11,000円(税込)　★D+は20％OFF★
【振り返り視聴】2025年4月6日(日)まで
【対象者】「治る歯髄 治らない歯髄 -歯髄保存の科学と臨床-」シリーズをご視聴いただいた方

▶︎治る歯髄 治らない歯髄 -歯髄保存の科学と臨床-」シリーズ

【講師】泉 英之先生（泉歯科医院 院長）
・略歴
2000年 日本大学松戸歯学部卒業
2000年 日本大学松戸歯学部　歯科補綴学第Ⅲ講座
2004年 西本歯科医院
2021年 泉歯科医院
・所属学会・資格・役職など
日本自家歯牙移植・外傷歯学研究会
国際外傷歯学会（International Association of Dental Traumatology）
米国歯内療法学会（American Association of Endodontists）
米国歯周病学会（American Academy of Periodontology）
日本ヘルスケア歯科学会
日本歯内療法学会