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スペシャル
2022年8月8日(月) 公開

再生療法でHopelessの歯を残す #1

価格
2,200円〜(税込) (プレミアム会員 1,760円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:20pt〜 プレミアム:16pt〜)
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    • 00:28 〜 自己紹介
    • 03:04 〜 ペンシルバニア大学大学院時代の症例①
    • 05:33 〜 ペンシルバニア大学大学院時代の症例②
    • 07:30 〜 歯周基本治療によって状態改善した症例①
    • 10:25 〜 歯周基本治療によって状態改善した症例②
    • 11:32 〜 歯周基本治療によって状態改善した症例③
  • 自己紹介のあと最初に、先生の大学院時代の症例を2つ紹介してくださいました。
    1つ目は、44歳女性、インプラントにしたいという主訴の患者さんです。
    口腔内所見として、上顎前歯の離開、突出、歯肉は大きく炎症しており、歯石沈着、歯牙の移動、欠損も多く見られます。
    レントゲン所見では、著しい骨吸収が多くの歯に見られました。
    この患者さんは、すべての歯を抜歯し、インプラント支台の固定性補綴物となったそうです。
    「この歯は残せたのではないか?」
    「アメリカではすぐ歯を抜いてインプラント?」
    と思われる方もいらっしゃるのではないかと、もう一つ症例を紹介してくださいました。

    47歳女性、右下6番分岐部ポケット8mmで、歯周基本治療を行うものの、ポケットが改善されず、BOP+の状態でした。
    フラップを開けると、分岐部内水平的に約7mm、垂直的に約9mmの深い骨欠損がありました。
    本症例は2度の分岐部病変であったため、再生療法の適応となり、分岐部骨欠損部にBioOssを填入しました。
    2年後、経過は良好で、レントゲン所見では、分岐部内が新生した歯槽骨で埋められており、分岐部病変は0になったそうです。
    歯周炎が進行した歯を抜歯するのではなく、適切な判断のもとに治療を行えば、多くの歯は残せることを教えてくださいました。

    次に、日本に帰国後の症例を紹介してくださいました。
    49歳男性、右上7番が痛い、下顎両側1番が時々痛むといった主訴で、広汎型重度歯周炎の症例です。
    初診時は、6mm以上のポケットが79%、BOP100%、動揺度も多くの歯で見られました。
    歯周基本治療、矯正治療、補綴治療といった包括的歯周治療を行い、SPT移行時には、歯肉の状態は著しく改善しました。
    右上6番は3度の分岐部病変で、再生療法は難しいため、歯周基本治療とSPTで少しでも長く持たせようとしており、
    初診から14年たった現在も、喪失氏はゼロだそうです。
    歯周基本治療を行うことで、多くの歯周炎の状態は改善することを教えてくださいました。
    左上2番が挺出、残存している歯周組織、歯槽骨はかなり限られている症例を紹介してくださいました。
    歯周基本治療を徹底し、矯正治療、補綴治療を組み合わせて行うことで、歯槽骨が改善し、状態が維持できているそうです。
    同じ患者さんの下顎前歯部では、著しい歯槽骨破壊が進行しています。
    左下1番は抜歯しましたが、歯周基本治療、矯正治療、補綴治療で、その他の歯は残すことができたそうです。
    右上1番が挺出し、近心に垂直性骨欠損がみられる症例を紹介してくださいました。
    矯正治療で圧下し、歯周基本治療を行うことで、再生療法なしで、歯槽骨が改善したそうです。

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