親知らずを抜歯するか否か悩むケースについて考える #1
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*2022年3月23日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
臨床や矯正歯科に携わる中で、先生方も一度は親知らずを抜くかどうか悩まれたことがあるのではないでしょうか。
動画の中では、親知らずに関して悩むことが多いと思われるケースを加治先生があげてくださっています。
アメリカやスウェーデンの歯科医師の見解や論文などを参考にしながら、それぞれどのような選択がベストなのか考えていきます。
日々の診療にも生かしていただける内容ですので、ぜひご覧ください。
1つ目のケースは、22歳女性で下顎両側の親知らずが水平埋伏している場合です。
7番が傾斜していることから、8番が原因となって7番を押していたのではないかと推測されます。
また下顎前歯の叢生も見られます。
年齢的にこれから妊娠出産の可能性が考えられるため、予防的に抜歯が必要と考えるでしょうか。
もしくは特に症状がないのであれば、リスク・合併症・麻痺を考えてそのままという選択をする先生もいらっしゃるかもしれません。
2つ目は18歳男性、下顎8番の歯根が未完成で下顎管に接しているケースです。
根の完成に伴って、今後さらに下顎管を取り巻いていく可能性もあります。
このような場合は、予防的に抜く必要があるのでしょうか。
3つ目は50代男性、左下8番が完全埋伏していますが、現在まで無症状で問題なく過ごしてきています。
この方の年齢も考慮した上で、先生方は抜く必要があると判断なさいますか?
他にも抜歯するかどうか問題になる時には、次のようなものがあると思います。
右下7番遠心がカリエスである、左上7番に歯根の外部吸収の疑いがある、右上8番が7番を圧迫移動しているなどの場合です。
さらに前歯部の叢生に関しては、下顎8番が原因となって惹起するものだとお考えでしょうか?
今回の講演では、親知らずに関するこれらの問題について加治先生とともに考察していきます。
抜歯が必要な原因は様々ですが、抜くかどうか悩む時というのは主に「予防的に抜歯する」場合ではないでしょうか。
例えば智歯周囲炎、カリエス、歯周病、前歯部叢生を防ぐなど、予防を目的としたものです。
この「予防的な抜歯」ということに関しては、議論をする余地がかなりあると加治先生はおっしゃっています。
予防的な抜歯はアメリカではほぼ健康な若者から年間1000万本され、33億以上のコストがかかっているそうです。
次の動画では、抜歯するかどうかの判断基準となる「第三大臼歯が他の歯に及ぼす影響」について考えていきましょう。
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