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ログインして動画を再生する水平埋伏・著しい叢生のケースで8番が有用になる可能性 #4
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*2022年3月23日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
今回は、水平埋伏や頬側傾斜している8番を利用した2つのケースを加治先生が紹介してくださっています。
まず1つ目は、下顎水平埋伏8番のある患者様の症例です。
口腔内は全顎的に治療が行われており、インプラントが7本埋入されていて、左下7番はホープレスな状態になっています。
患者様と相談した結果、8番を7番の位置に移動させることになりました。
最初に開創して、8番にアタッチメントを装着します。
そこにエラスティックを結んだリガチャーワイヤーを用いて、インプラントを固定源とし8番を引き出していくのです。
加治先生は動画内で、開創から8番を牽引を始めるまでの様子をわかりやすく写真でまとめてくださっています。
また8番が少しずつ移動する様子や過程も、デンタルX線や口腔内写真にて見ることができますのでご覧いただければと思います。
続いて2つ目の症例は、下顎8番を近心傾斜した7番整直のための固定源として利用したケースです。
前回の動画のように隣接歯を喪失した状態ではなく、傾斜した7番のアップライトのために8番を利用しています。
歯周組織の状態は悪くはありませんが、口腔内写真やX線によると前歯部や臼歯部にかなりの叢生が見られます。
どの部位を抜歯して矯正治療を進めるのか非常に悩ましいケースですが、加治先生はどのような判断をされたのでしょうか。
ぜひこちらも動画内でご確認ください。
さらに7番がアップライトされていく過程をかなり細かく見ていただくことができます。
この症例は当初の叢生の状態から時間がかかると思われましたが、結果として2年ちょっとで装置を外せました。
加治先生は通常上顎の可撤式のリテーナーのみで保定を行うそうですが、この患者様の場合は例外的な保定です。
なぜなら下顎のアップライトをかなり行ったからだそうです。
上下前歯部のワイヤー固定とともに、例外的にリテーナー装着も上下にしています。
このように本動画は、8番の活用の仕方だけでなくそれ以外にもご参考にしていただける内容になっています。
特に複雑な叢生の場合は、どの部位を抜歯しどの歯を保存するかという面で問題が生じたり悩まれる場合があるでしょう。
そのような面からも、矯正歯科を行っている加治先生の症例は臨床において役立つものと言えます。
ぜひご覧になってみてください。
次のエピソード
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第三大臼歯を抜歯するに至る適応症にはどのようなものがあるのでしょうか。また予防的な抜歯をせず、保存することで得られる8番の有用性について解説しています。再生する
再生時間 10:22
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