＊2022年5月22日の日本大学歯学部同窓会生涯研修2022講演会の講演内容です。

下顎吸着義歯であるSEMCDについてお話くださいました。
吸着の定義とは何か、また、SEMCDの紹介動画を最初に見せてくださいますので導入としてわかりやすい内容です。

相澤先生が考えるベストな義歯製作方法とSEMCDとBPSの関係については必見です。
義歯製作では診査診断が大切と相澤先生は仰っていますが、印象の計画を立てるための5つの項目はPart2を見ることでしっかりと確認することができます。

次に診断のお話があります。
まず口元の写真を二つ提供し、どちらが吸着義歯を作るのが困難なのかクイズ形式で学べます。
この二つの症例を使用した概形印象の動画を見ながらの解説があるので、概形印象への理解が深まりやすくなっております。

BPSで採得した印象と、SEMCD用のトレーで採得した印象では何がちがうのか、SEMCD用のトレーであるFCBトレーの特徴を説明してくださいました。
レトロモラーパッドの被覆量と維持について論文を紹介し、レトロモラーパッドの重要性とは何かという相澤先生の考えがわかります。
そしてFCBトレーで採得したトレーの概形線で一番最初に引く頬舌側ともに解剖学的ランドマークはどこか、次は、と順番に線を引く順番を開設してくださいます。
レトロモラーパッドと関係するランドマークと概形線については必見です。
こまかくラインを引くポイントを解説してくださっていますので、大変わかりやすいくなっております。