Doctorbook academy

スペシャル
2024年9月18日(水) 公開

パーシャルデンチャー作成時に考えていること|第43回 臨床歯科を語る会 分科会【加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー】【09/18-09/24 プレミアム化】

価格
27,500円〜(税込) (D+会員 22,000円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:250pt〜 D+会員:200pt〜)
  • クレジットカード
  • Amazon Pay


  • 第44回 臨床歯科を語る会分科会セッション「加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー」から牧先生のパーシャルデンチャー設計の講義をお届けします。
     
    ▼加齢変化と老化の違い
    加齢変化=歴年齢が生む時間経過、老化=生理機能低下。
    まずはこの区別を明確にし、高齢社会で避けられない在宅・施設診療へどう橋渡しするかを提起します。
     
    実行委員から与えられたテーマを受け、都市型外来の視点で「訪問診療に引き継げるPD」を設計する必要性を示します。
     
    ▼都心型診療のリアル
    都心部では60〜80歳が主層。75歳前後から通院困難者が急増し、地域密着型や訪問主体クリニックとは治療目標が大きく異なります。
     
    互いのギャップを埋める意見交換が不可欠と語ります。
     
    ▼症例から学ぶ失敗と再設計
    ●症例1:咬合力の強い56歳男性
    修理を繰り返すうち不信感が生まれ、金属床化やインプラント追加も支台破折を招く悪循環に。
     
    ●症例2:76歳女性
    コーヌスクローネ義歯が入院で外れている間に支台歯移動、装着不能へ。
    複雑構造ゆえ高齢期ほど修理難度が増す実例。
     
    ●症例3:36歳男性
    19年間使用の金属フレームPDが骨吸収によるフレーム破折。
    長期経過で骨・粘膜が設計強度を上回るリスクを示唆。
     
    ▼加齢変化を踏まえた設計指針
    1)修理前提:リライニングや増歯が容易なシンプル構造。
    2)先読みは“一歩半”:オーバートリートメントを避け、経過観察で追加処置。
    3)患者背景優先:年齢・生活環境・通院能力で機能目標を調整。
    4)支持能確保:コーヌスやインプラント併用も「守れる支台」が条件。
     
    未来予測と再評価を繰り返し、清掃性と自着脱性を両立させる“負担のない維持”への転換点を見極める重要性を強調します。

    【こんな先生におすすめ】
    義歯が短期間で壊れ、設計の見直しを迫られている歯科医師
    訪問診療を見据えてパーシャルデンチャーを再設計したい開業医
    コーヌスクローネやインプラントODの長期管理に悩む補綴担当医
     
    【学べるポイント】
    加齢変化を読み、“壊れたら直せる”義歯設計に落とし込む手順
    支台歯保護と義歯安定のバランスを取る力学的視点
    コーヌスクローネ・インプラント併用時の修理リスクと対策

    #パーシャルデンチャー #義歯設計 #加齢変化 #訪問診療 #コーヌスクローネ #インプラントOD #支台歯保護

Doctorbook academy

本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。

あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください


Facebook ログインの確認

Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。

Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。 誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。