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2024年10月24日(木) 公開

土屋賢司先生 症例100本ノック 第11回 PART5【期間限定プレミアム公開】

    • 00:00 〜 土屋先生の視点
    • 04:36 〜 前歯部がすべて抜歯になってしまったら?
    • 05:21 〜 診断用ワックスアップの時に注意点
    • 07:40 〜 土屋先生はこうワックスアップする!
    • 09:58 〜 今回の症例の着地点
    • 11:10 〜 土屋先生が思う治療時に忘れてはいけないこと
  • 本シリーズ詳細はこちら


    今回の症例で土屋先生はどこに目を付けているのでしょうか?
    また、何を考えたでしょうか?
     
    まず土屋先生が目を付けたのは、「中切歯の位置関係」です。
    口唇の閉鎖不全がある点からももしかしたら今回の症例は上顎前突気味なのかもしれません。
    しかし、左上2は舌側転位しています。
    この歯が天然歯の時にどのような咬合をしていたのかを考える必要があります。
    これらの結果、右側側方運動時にロックが生じているのかもしれないと予想されます。
     
    今回の症例は、フェルールが全くない状態で歯冠修復されています。
    このため、クラウンを除去したのちに抜歯になる可能性があります。
    上顎前歯部は根管治療はきれいなできている状態です。
    しかし、太めのコアが挿入されています。
    これらのミスマッチをを土屋先生は見逃しません。
    もしかしたら、歯軸を変更している可能性もあります。
    歯軸の関係や、咬合状態を適切に把握するには、セファロが有効です。
    矯正治療を考えている時や、咬合平面の不正が生じているような場合には、非常に有効ですので撮影するようにしましょう。
     
    また、診断用ワックスアップの際には、中心位でワックスアップを行うことが通常です。
    この際にすこし、咬合高径を上げる必要がありますが、どれくらい挙げているのかを考えなければなりません。
    セファロ分析を行いながら、バイトアップが適切かどうかを判断していきましょう。
     
    今回供覧した3症例を通じて、土屋先生のメッセージがあります。
    土屋先生も経験の浅い時はうまくいかない経験をたくさんしてきました。
    補綴物はセットした後がスタートです。
    その後のメンテナンスで、壊れることを未然に防ぐことも大切です。
    また、患者様とコミュニケーションをよく取り、ビジョンを共有することが治療の第一歩です。
     
    症例のディスカッション以外に土屋先生から経験の浅い先生方に熱いメッセージも入っています。
    是非ご視聴ください。

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