土屋賢司先生 症例100本ノック 第15回 PART3
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前回のPart2の続きです。
ディスカッションから見ていきましょう。
歯をどこまで残すのか、総義歯にするのか。
下顎の義歯の設計はどのようになっているのか。
また、キーとなる歯はどれなのか。
土屋先生は左下7を残すべきだったと考えます。
そうすれば義歯の設計に有利だからです。
咬合が不安定になり吸着しなくなる可能性も高くなります。
今回上顎は少しずつ義歯の設計を変えていきましたが、最終的な治療計画を最初に決めておくことが非常に大切です。
そうすればテンポラリーのデンチャーにクラスプが入ることはありませんでした。
最終的な治療計画を吟味しておけば左下の臼歯部も残す選択肢が見えたかもしれません。
左上の残存歯を初診時のレントゲンから確認するともう少し残せた可能性もあります。
また、残存歯はクラウンレングスして残すことで左右のバランスを保つことを考えます。
6本の残存歯を残してコーピングデンチャーのような設計をする選択肢もあります。
ここまでで疑問点がないかの確認です。
一つ目は左下は義歯を入れる必要があるのか?
噛めるかどうかもわからないが、やっぱり左右で咬合する方が良いと考えます。
右下6はペリオのコントロールはどうしているのか?
上顎がフルデンチャーなので咬合力があまりかからないため、義歯であればリスクヘッジになります。
上顎の左右対称に3本ずつ残っているのは一番良いパターンです。
フルデンチャーを受け入れられるのであればシンプルで良い治療法です。
今回の症例を通して、保存すべき歯の選択や予後を見据えた治療法へのヒントが得られるでしょう。
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