Doctorbook academy

プレミアム
2024年11月15日(金) 公開

ORT塾 第1回 PART2【期間限定プレミアム公開】

    • 00:00 〜 予防の大切さ
    • 00:28 〜 【症例写真】小学生向け20代の口腔内比較写真
    • 02:17 〜 予防歯科とは
    • 02:47 〜 ディスカッション
    • 04:10 〜 リスクと重症度
  • ORT塾スケジュール

    真の健康に対し、現代の医療が提供している表面的な健康は十分ではありません。
    私たちは新しい視点での「真の健康」を提供しているのだと、井上先生は力強く訴えかけます。
    予防の重要性は誰もが認識していますが、その本質的な意味を正しく理解する必要があるのです。
     
    ここで、小学生に向けた2つの異なる「健康な20代」の例を挙げ、予防の大切さについて触れられています。
    一方は定期的な治療を繰り返し得た健康、もう一方は治療経験もなく予防的処置をほとんど受けずに自然に得た健康です。
    後者が理想的であり、これは原因となる要因を早期に取り除いた結果を示します。
    現代の予防歯科は、フッ素塗布やシーラント処置といった対症療法的な予防に偏りがちです。
    しかし、これらは本来、予防の手段に過ぎません。
    普段どのように患者さんへ「予防歯科」を説明しているのか、受講生が熱いディスカッションを繰り広げます。
     
    ここで重要なのは、患者のリスク評価です。
    健康な状態でも、将来の疾病リスクは人によって異なります。
    臨床では「重症度」と「リスク」を混同しがちですが、これは大きな誤りです。
    先生は疾病リスクをう蝕の分類に例えて説明してくださっています。
    重症な患者も、かつては健康だった時期があり、その時点で既にハイリスクだったという視点が予防には不可欠です。
    予防歯科の本質は、健康な人の中からハイリスク者を見つけ出し、そのリスクを低減すること。
    実際には、意識の高いローリスク者が予防歯科を受診する傾向があり、本当にケアが必要なハイリスク者への対応が不足しています。
    真の予防歯科とは、単なる定期検診や予防処置ではなく、疾病の原因となるリスク要因を特定し、それを取り除くことなのです。
    人間や動物は、悪い原因さえなければ自然に健康でいられるという、シンプルだが本質的な真理を私たちは忘れてはいけません。
    過度に複雑な対策を講じるのではなく、原因となる要素を特定し、それを改善することが重要です。

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