ORT塾 第2回 PART4
- 価格
- 22,000円〜(税込) (D+会員 19,800円〜(税込))
- 付与ポイント
- 1% (通常:200pt〜 D+会員:180pt〜)
-
子どもが口を開けたままでいる「お口ポカン」の状態には理由があります。
親は「姿勢を正しなさい」「口を閉じなさい」と注意しますが、なかなか改善しないことが多いのではないでしょうか。
子どもが意図的に口を開けているわけではなく、根本的な理由があるからです。
その一つが「口呼吸」です。
口呼吸は、鼻呼吸がうまくできないために起こります。
鼻呼吸には「鼻が通っていること」と「口が閉じていること」という条件が必要です。
口を閉じずに鼻で呼吸しているように見える場合でも、実際には舌の位置や他の要因で口が閉じられています。
例えば、口呼吸時には喉の奥が見えますが、鼻呼吸に切り替えるとその部分が隠れることからもわかります。
舌の位置は呼吸や嚥下(飲み込み)において非常に重要です。
舌が上顎についた状態でなければ、鼻呼吸は困難と言えるでしょう。
また、舌が正しい位置にないと、口が開き、結果的に口呼吸となることがあります。
このような状態を改善するためには、唇や舌の筋トレなどの「口腔機能療法」が有効です。
しかし、単に筋力を強化するだけでは不十分で、鼻呼吸に必要な条件を整えることが重要です。
本編では、聴講生たちが口呼吸と鼻呼吸の舌の違いを相互で確認しています。
口呼吸の主な原因としては、①アレルギー性鼻炎と②舌小帯短縮症が挙げられます。
アレルギー性鼻炎は鼻づまりを引き起こし、結果として口呼吸を誘発します。
一方、舌小帯短縮症は舌の動きを制限し、舌が上顎に付かなくなるため、口呼吸の原因となります。
このような原因を特定し、それに応じた対策を講じることが必要です。
口腔機能療法の目的は、唇を閉じ、舌を上げ、鼻で呼吸し、正しい飲み込みを習得することです。
これにより、口腔機能の発達不全が改善され、歯並びの問題や口呼吸の悪影響を防ぐことができます。
ただし、これらの問題を解決するには、単なる対処療法ではなく、根本原因を探り、適切な指導や治療を行うことが大切です。
人間は本来、鼻呼吸で生まれ、鼻呼吸で育ちます。
しかし、成長過程で何らかの理由で口呼吸に切り替わることがあります。
その原因を追究し、正しい呼吸習慣を身につけることが、子どもの健康な発育に欠かせません。
関連動画
-
2024年12月13日(金) 公開
スペシャル
井上敬介と学ぶ子供の口腔機能発達の部屋『ORT塾』第1回 〜ORT矯正の必要性①頭蓋顔面発達障害〜
-
2024年6月24日(月) 公開
無料
ORT矯正とは -根本原因に着目した子供の歯並び治療-
-
2024年5月31日(金) 公開
スペシャル
むし歯洪水時代から不正咬合のパンデミック時代へ
-
2024年4月24日(水) 公開
プレミアム
ORT矯正における医科歯科連携の新たなフロンティア
-
2024年3月28日(木) 公開
スペシャル
食べるは生きる!
-
2023年6月6日(火) 公開
プレミアム
〜不正咬合は予防可能か?〜 すべての小児歯科標榜医に伝えたい健全歯列育成に繋がる摂食支援の考え方【2025年1月末までプレミアム公開】
-
2023年6月5日(月) 公開
プレミアム
〜不正咬合は予防可能か?〜 睡眠の視点を小児口腔発達に役立てる【2025年1月末までプレミアム公開】
-
2022年7月26日(火) 公開
プレミアム
不正咬合は予防可能か? 原因にアプローチする口腔筋機能療法【2025年1月末までプレミアム公開】
Doctorbook academy
本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。
あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください
Facebook ログインの確認
Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。
Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。
誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。