患者の個別性も対応した欠損歯列症例の経過 後半|第43回 臨床歯科を語る会 分科会【加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー】【09/04-09/10 プレミアム化】
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2024年7月5日-7月7日に開催された『第43回 臨床歯科を語る会』のアーカイブから、
分科会セッション「加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー」の講義をお届けします。
第43回 臨床歯科を語る会分科会セッション「加齢変化を見据えたパーシャルデンチャー」から設楽先生の「長期フォローで学ぶコーヌステレスコープ義歯」の講義をお届けします。
62歳で来院した几帳面な女性患者を、85歳の現在まで23年間追跡した症例を通じて、高齢者の欠損補綴をどうマネジメントすべきかを具体的に解説します。
右側の咬合支持を活かしつつ、喪失リスクの高い左上犬歯を残存させるテレスコープ設計からスタート。
ビスホスホネート製剤の長期服用や支台歯脱離といったトラブルを、外科的介入なしで乗り越えてきたプロセスを時系列で追います。
▼初期設計と第1義歯
咬合関係を崩さず、#16・#23を支台にコーヌステレスコープ義歯を製作。
5年後まで良好に機能するも、メタルカバーの摩耗が判明。
夜間用マウスピースを併用し、咬合外傷を予防しました。
▼8年目の支台歯脱離と第2義歯
右上維持冠脱離をきっかけに、BP製剤服用が判明。
外科処置を避け、第2義歯を新製。
左上犬歯内冠の破折を機に、マグネットアタッチメントへと変更しました。
▼高齢化に伴う装置の軽量化
75歳時、終日マウスピース装着により歯列移動が起こり、義歯が不適合に。
「重い」と訴える患者の負担を減らすため、レジン床の暫間義歯に移行しました。
▼再来院と現在の管理方針
80歳で他院作製の義歯が不適合となり再訪。
85歳の現在も左上犬歯を温存し、軽量な義歯を定期調整。
患者本人からは「十分に噛める」との評価を得ています。
将来の施設入所も見据え、調整しやすい装置形態を維持しています。
本講義では、支台歯温存を軸とした設計、咬合外傷や材料摩耗への対応、咬合外傷や材料摩耗への対応、BP製剤使用患者に対する補綴計画の立て方、そして高齢者に優しい義歯への切り替えなど、長期管理に必要な視点を多角的に学べます。
長期にわたる補綴管理の実践例として、ぜひ明日からの臨床に活かしてください。
【こんな先生におすすめ】
・高齢患者の部分床義歯を長期フォローしている歯科医師
・支台歯温存を重視する欠損補綴設計を学びたい方
・BP製剤服用患者の補綴計画に悩む臨床家
【学べるポイント】
・コーヌステレスコープ義歯の設計と経年対応
・支台歯脱離・材料摩耗・咬合外傷へのリスクマネジメント
・高齢化・施設入所を見据えた軽量義歯への段階的移行手法
#部分床義歯 #コーヌステレスコープ #遊離端欠損 #高齢者補綴 #マグネットアタッチメント #BP製剤対応 #口腔機能維持
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