歯科にとっての予防と患者さんに寄り添う事の大切さについて #1
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歯科にとっての予防と患者様に寄り添う事の大切さを、歯科衛生士の土屋和子先生にお話し頂きました。
予防とは何かと考えた時、口腔内のプラーク・歯石だけでなく患者様の生活背景や価値観など多くの事を理解しないといけません。
『予防医学』とは病気の原因の除去及び発症前の予防を目的とする医学分野です。
そして、悪い事態が起こらないように前もって防ぐことを『予防』といいます。
予防をするために現在の状況から将来に何が起こるかを推測することを『予測』といいます。
推測とは、物事の状態・性質や将来を、部分的・間接的に知り得た事柄や数値から推し量ることです。
予防医学を行うには予測が必要で、その予測を行うため重要なのが推測です。
推測を行うには患者様の生活背景・価値観に一歩も二歩も踏み込む必要があります。
口腔内の状態だけで患者様を診るのではなく、生活背景・価値観に踏み込み患者様を診ていくと予防医学の方向性が変わっていきます。
本講義では31歳女性の症例をご紹介しながら、患者様へのコミュニケーションの取り方を学んでいきます。
会社勤務で事務職で病歴も服薬もない患者様です。
口腔内のプラークコントロールは悪くなく、矯正治療もしています。
歯に対する価値観は高いです。
しかしこの年齢でありながら、口腔内の歯はほとんど治療がされていました。
カリエス(むし歯)になってしまった原因が背景にあるはずです。
これまで診察を受けたどこの歯科医院でも歯磨きについて聞かれたそうです。
もちろん歯磨きはしています。
では「甘いものは食べるんですか?」と聞くと、「甘いものはあまり食べないんです。」という答えが返ってきました。
ここで「そうですか」と引き下がってはいけません。
口腔内を鑑みると度々pHが下がっていることが想像できます。
臨界pH値というのは「これ以上下がると脱灰しますよ」という値です。
エナメル質の場合、臨界pH値は5.5以下です。
これだけエナメル質が脱灰している様子を鑑みると、一日に何度もpHが下がったことが想像できます。
土屋和子先生は患者様の生活背景・価値観に踏み込み、患者様に寄り添う事で自己開示を促しカリエスの原因を突き止めました。
何が原因だったのでしょう?
その聞き取り過程を、ぜひ動画を見てご確認ください。
「糖尿病は血糖値が上がるから怖いのではない。血管がボロボロになり、どんな病気を合併症として発症するかわからないのが怖い」
という事実を患者様に寄り添いながら伝えるのが大切です。
人の心を動かすのは物語です。
身近な物語を伝えて糖尿病がどれほど怖い病気なのかを訴えてください。
このような寄り添いが歯科にとっての予防に繋がります。
こちらの動画は2018年6月23日に開催されたDoctorbook academy DHスキルアップシリーズ「歯科衛生士のための糖尿病セミナー」を映像化したものです。ぜひシリーズでご覧ください。
歯科衛生士のための糖尿病セミナー(土屋 和子先生)
糖尿病患者を診察するときに知っておきたいこと(富田 益臣先生)
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