【人気動画】もう迷わないCBCTでの歯内療法診断
目次
上顎大臼歯の診断①
まずはデンタルでは判別しにくい上顎大臼歯の診断についてです。
上顎左側大臼歯部の疼痛を主訴に来院されました。
日本人は上顎大臼歯根尖と上顎洞底が近接していることが多いためデンタルのみでは判別が難しい場合があります。
CTを用いた診断
根管充填1年後のCBCT像です。
根尖部透過は消失しています。
上顎大臼歯の診断②
この症例もデンタルだけでは根尖部の炎症の広がりは把握しにくいですが、CBCTによりそれが明確化しています。
MB2の術前診断
次はMB2の術前診断についてです。
デンタルのみでは偏心投影を行なっても歯根の立体的な把握は難しいです。
確認できる根管が歯根の中央からどちらかにずれている場合、MB2を確認出来なくともそれを疑う事ができます。
髄床底穿孔リペア
次は髄床底穿孔リペアの症例です。
根尖部と近心歯茎部に透過像を認めます。
CBCTで近心部にストリップパーフォレーションが起こっていることが確認できます。
この図のようにイスムス付近の根外側には根面溝が存在しストリップパーフォレーションを起こしやすい形態になっています。
根管充填とパーフォレーションリペア後のデンタルです。
下顎大臼歯のパーフォレーションリペア
同じように下顎大臼歯のパーフォレーションリペアの症例です
術後1年のCBCTで根分岐部の透過像が消失していることが確認できます。
このように根管治療に先立ちCBCTで術前診断を行うことは様々な事象を予測することができ起こりうるエラーを可能な限り回避することができます。
ぜひこの動画を参考にしてください。