【人気動画】補綴力を高める!一発で決まるセットの秘訣
目次
はじめに
今回は仙台市でご開業の山影先生に補綴治療におけるICPの再現についてご説明いただきました。
全顎模型法と部分模型法それぞれに欠点があります。
全顎模型法では印象の歪みによりICPにズレが生じてしまいます。
また、部分模型法では模型上でICPを再現することが難しいケースが多いです。
咬合印象法
そこで咬合印象法を用います。
この方法は1つの印象採得で上下の印象と咬合採得も行う方法です。
詳しくは「補綴力を高める」をご参照ください。
咬合印象法は単冠クラウンや小さなユニットのブリッジなどの小範囲の補綴にのみ適応できます。
時差補綴
時差補綴も有効な方法です。
4〜7のクラウンの症例ですが、7の咬合接触を残したまま先に4〜6を補綴します。
4〜6を装着後7番の補綴を行います。
このようにする事で模型上でのICPのズレを少なくすることができます。
パターンレジンアイランド法
パターンレジンを支える台歯の上に盛り上げ対合歯と咬合接触させます。
この状態で印象採得する事で、模型上でのICPを正確に再現することが可能になります。
アンテリアガイダンスコア法
プロビジョナルレストレーションのアンテリアガイダンスを最終補綴に移行する場合、
カスタムインザイザルテーブルが一般的ですが
この方法は全顎歯列模型でのみ適応になります。
部分模型でも適応できる方法がアンテリアガイダンスコア法です。
このようにプロビジョナルレストレーションの舌面形態をパターンレジンにより採得しそれを最終補綴に移行する方法です。
日常高頻度に治療を行う小範囲の補綴治療のクオリティーがこの動画を見る事で格段にレベルアップする事間違いありません。
ぜひご覧ください。