【期間限定】日本顕微鏡歯科学会 第15回学術大会・総会①《動画で参加!》
基調講演
木ノ本 喜史 先生(大会長)
「Seeing is believing -百聞不如一見-」
見えることの素晴らしさを伝いたい」という想いのもと、今回の大会テーマは「Seeing is believing -百聞不如一見-」です。
今回の大会は北海道から沖縄まで542人の先生の事前登録がありました。
臨床ですでにマイクロスコープをお使いでさらにレベルアップしたい先生から、まだ使ったことが無い先生まで、また衛生士さんの予防処置にまで、本大会の魅力的なプログラムの説明をしていきました。
そして、ご自身のマイクロスコープの出会いから、日々の臨床で修復治療への応用・根管治療での応用・歯根端切除術での応用などどう用いているかをお話いただきました。
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特別講演
下野 正基 先生(東京歯科大学名誉教授)
「治療の病理~臨床の疑問に答える」
臨床を行っているとどうしても基礎の学問から遠ざかってしまいます。
東京歯科大学名誉教授でいらっしゃいます下野先生に臨床に必要な病理の知識をお話いただきました。
時間いっぱいまで16個もの項目について図や病理像を用いながら、エナメル質と象牙質と歯髄の病理、リバスクラリゼーション、上皮と結合組織の付着、肉芽組織と再生、そしてインプラントの周囲病理組織についてご説明いただきました。
一般口演
座長に 北村 和夫 先生 三橋 晃 先生 を迎えて
4名の先生により一般口演が行われました。
高田光彦先生「分光色彩照度計を用いて各社マイクロスコープの照明装置の色分析を行った報告」
宮地大地先生「Pulp Communication」
安岡大介先生「歯科用実態顕微鏡を用いた歯根端切除術について考察した一例」
山崎章弘先生「インプラント周囲のティッシュマネジメント」
4人の先生の発表からマイクロスコープをただ使うだけでなく、それを使う時のメリットの最大化を工夫していく大切さを考えさせられました。
シンポジウム1
座長に辻元恭久先生と三橋純先生を迎えて「一般歯科へのマイクロデンティストリーの活用」という題目でシンポジウムが行われました。
菅原佳広先生(日本歯科大学新潟病院総合診療科)
「マイクロスコープを用いたコンポジットレジン修復」
確実な接着と確実な充填を行い良好な治癒を得るためにマイクロスコープ下で行っている術式について詳しくお話いただきました。
歯肉と近い部分の歯頚部の充填方法やシリコーンでのバックウォールを使った前歯部CRや根面形態が複雑な小臼歯近心面のCR方法について動画で詳しくお話いただきました。
泉英之先生(西本歯科医院)
「助かる歯髄 助からない歯髄 今日拡大視野下で診断する」
マイクロスコープを使用して歯髄の診断や露髄部の視診をしっかりと行い、出血だけの臨床診断だけでなく壊死部位を判定する大切さをお話いただきました。
松永健嗣先生(ケン歯科クリニック)
「マイクロエンドを好きになろう」
非外科的な歯内療法での有効なマイクロスコープの活用法を動画とアニメーションを使ってわかりやすくご説明いただきました。
自分に合ったマイクロスコープの選択と使用法そして患者とのコミュニケーションツールとしてのマイクロスコープの活用方法についてもお話しております。
田中利典先生(川勝歯科医院)
「前歯部症例から始めるApical Microsugery」
前半には抜髄と再根管治療の成功確率と外科的な根管治療の必要性について訴え、
後半では前歯部の歯根端切除術の詳細なな術式について2つの症例をの中でお話いただきました。
小林実先生(こばやし歯科クリニック)
「精密修復治療」
マイクロスコープ下で形成を行っていく時に大切な、形成がブレない為のインスツルメントの持ち方握り方、ポジショニングと歯軸の関係、形成の動画を見ながらインスツルメントお使い方の説明をお話いただきました。
→【期間限定】~Seeing is believing~マイクロスコープ最先端の学会に参加②
大会3日目の様子はこちらから確認ください。
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