【期間限定】日本顕微鏡歯科学会 第15回学術大会・総会②《動画で参加!》
記念講演
稲本 雄之 先生(大阪歯科大学口腔治療学講座)
「磁力を用いた根管からの破折ファイル取り上げ」
ステンレススチールチップとマグネットツールを用いた破折ファイルの除去法(SSMT)について、方法とその注意点について昨年の発表をさらにグレードアップさせて、臨床例を交えてお話しいただきました。
衛生士シンポジウム
「歯科用顕微鏡を用いたハイジーンワークの現在(いま)」
中川 寛一 先生と小塚 昌宏 先生を座長に迎え会場は変わり2Fの会場で行われました。
高橋 規子 先生(高田歯科)
「見える!伝える!マイクロスコープ下での歯周初期治療」
説明ツールや口腔内写真などの従来型患者説明の限界を感じ、患者さんは小さいところは見えないというところから、マイクロスコープを用いて拡大した画像と動画での患者説明をお話しいただきました。
画像と動画の使い分けやその撮影方法と注意点やコツなどわかりやすいスライドでお話しいただきました。
大野 真美 先生(カガミ歯科医院)
「患者さんとDHの信頼関係を深めるマイクロスコープメンテナンス」
患者さんとの信頼関係を上手く築くために大切であるマイクロスコープを使った、感情の動かし方や話したことを心に落とし込むスキルなどをお話しいただきました。
口腔内に関心がない患者さんにマイクロスコープでの視覚情報と数字のデータを効果的に用いて、ご自身が行っているTBIの方法をお話いただきました。
片山 奈美 先生(中田歯科クリニック)
「マイクロスコープで見るインプラント周囲の炎症」
インプラント周囲粘膜炎の兆候をマイクロスコープを用いていち早く察知しインプラント周囲炎に進行させない為に、臨床で行っているメインテナンス方法についてお話しいただきました。
インプラント周囲は肉眼でいかにキレイにセメントを除去しても深い溝に残っていることがあります。
マイクロスコープを用いてインプラントと周囲歯肉を傷つけずにセメントの取り残しを除去することはインプラントの長期予後に影響するため、その内容を動画にてお話しいただきました。
シンポジウム2
2日目のシンポジウムは鈴木真名先生と吉田格先生を座長に迎えて行われました。
阿部 修 先生(平和歯科医院・東京都)
「非外科的歯周治療にマイクロスコープは必要とされているか?」
perioにおけるマイクロスコープの有用性の論文について示し、そこから非外科の歯周病治療のマイクロスコープの有用性の論文がないことをお話されました。
臨床家として有効性の実感があっても論文がなければ、全ての人が納得するものではなく、日本からの発信で非外科的歯周治療へのマイクロスコープの有用性を示して発表してほしいという願いと、マイクロスコープを活用している衛生士への期待で締めくくられました。
勝部 義明 先生(カツベ歯科クリニック・大阪府)
「再生療法におけるマイクロサージェリーの有効性」
できるだけ侵襲の少ないMI型のフラップデザインを提示し詳しくご説明しております。
MISTとM-MISTの術式を切開から再生療法と縫合までをスライドの中で動画でお話いただきました。
松川 敏久 先生(松川歯科クリニック・奈良県)
柴原 清隆 先生(柴原歯科医院・福岡県)
「マイクロスコープはインプラント治療を高めている
いつでも、どこでも、誰でも」
まず始めにインプラント治療でマイクロスコープを使用するメリットをお話され、診断から外科、補綴、メインテナンスまで全てにおいてマイクロスコープを取り入れているご自身の臨床について動画でお話されました。
また毎日のマイクロスコープの調整法やマイクロスコープ下での低侵襲のサイナスリフトの術式の説明をわかりやすくしております。
小川 将 先生(群馬大学大学院医学系研究科 口腔顎顔面外科学講座・形成外科学講座)
「群馬大学におけるendidintic microsurgeryの導入と根尖病変に対する治療戦略」
大学の口腔外科におけるマイクロスコープを用いた歯根端切除術についてお話いただだきました。
マニュアル化して術者やアシスタントが変わったとしてもスムーズに行える様な工夫をお話しいただいております。
→【期間限定】~Seeing is believing~マイクロスコープ最先端の学会に参加①
大会2日目の様子はこちらからご確認ください。
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