第3回有床義歯学会学術大会:JPDA「義歯難症例」の頂きに挑む《動画で参加!》

2019年1月30日(水)

 


目次


第3回有床義歯学会学術大会:JPDA「義歯難症例」の頂きに挑む


CAD/CAMを使用したデンチャー製作の可能性


有床義歯とオーラルフレイル


総義歯難症例の分類と考え方


咬合不安定症例


コンビネーションシンドローム症例


前方開き顎間関係症例


フラビーガム症例


高度顎堤吸収のクラスⅢ無歯顎症例


下顎総義歯の吸着印象


まとめ


 


 


第3回有床義歯学会学術大会:JPDA「義歯難症例」の頂きに挑む


有床義歯学会(Japan Plate Denture Association)は総義歯・パーシャルデンチャー・インプラントオーバーデンチャーなど可撤式の有床義歯に関する臨床研究を通じ、技術向上を目指す歯科医師・歯科技工士の学会であり日本のみならず世界に情報発信している学会です。


 


今回は『JPDA「義歯難症例」の頂きに挑む』をメインテーマに掲げ、7人のドクター・4人の技工士で義歯について熱く語る1日となりました。


学術大会の内容を一部紹介していきます。


 


CAD/CAMを使用したデンチャー製作の可能性


DT今田 裕也 協和デンタルラボラトリー



歯科技工におけるデジタル化の現状としては、様々なCADソフトウェアが出ており、歯科技工のほぼ全ての設計を網羅しています。


人工歯配列からCADでデザインを行うと透かすことができるので配列の指標になり非常に有用です。


しかし、口腔内ランドマークをCAD模型上でしっかりわかっていなければなりません。


CADによるデンチャー設計の現状の利点や課題点などをまとめていき、


CAD設計で術者もとめられるものやパーシャルやコーヌスや抜歯即時義歯での応用について発表されました。


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有床義歯とオーラルフレイル


Dr.鈴木 宏樹 医療法人 井上会 篠栗病院



フレイルと口腔機能低下が大きく関わっていて、有床義歯による咬合支持の回復は口腔機能低下を食い止めることができるのではないかという問題定義からお話は始まりました。


重度認知症の患者さんに対し義歯を調整し口を動かすトレーニングすることで、意思表示ができるようになり意思疎通ができるようになり、常食がとれるようになった患者さんのお話をされました。


 


「質の良い義歯を提供すること


患者さんのゴールは患者さんの生活の中にある」とお話されました。


 


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総義歯難症例の分類と考え方


Dr.松丸 悠一 コンフォートデンタルクリニック



大項目として、総義歯難症例の捉え方と難症例に対するアプローチのお話をされました。


それぞれ、下顎顎堤の解剖学的形態・神経症的傾向・義歯使用経験や能力や


対応方法として人工歯置換、リラインを前提とする方法・治療用義歯を用いる方法・複製義歯を応用する方法・Implantを用いる方法など、短い時間で内容が濃いお話をされました。


 


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咬合不安定症例


DT岩城 謙二 株式会社 Dental Labor IDT



臼歯部フラットテーブルでの顎位の補正やe-Haとプロビジョナルデンチャーでの口頭傾斜角の調整やティッシュコンディショナーやPERIMOLDでの粘膜をアイロンがけを行い、これらのテクニックで上顎デンチャーの揺れを軽減していく方法を順を追ってお話されました。


 


終わりに義歯難症例に挑むために「歯科医師に求めること」と「歯科技工士に求めること」をお話されました。


 


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コンビネーションシンドローム症例


Dr.遠藤 義樹 よしき歯科クリニック



下顎前歯部と上顎臼歯部に残存したすれ違い咬合の症例に対してのパーシャルデンチャーでの補綴を行った症例を発表されました。


歯根膜感覚が下顎前歯部に残っている関係で前噛傾向が強くなってしまう難症例に対して印象採得から補綴設計など臨床のチェックポイントをお話されました。


 


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前方開き顎間関係症例


Dr.齋藤 善広 くにみ野さいとう歯科医院



ACPの分類から


・前開きの顎間関係


・著しいClassⅢ


・頬小帯が歯槽頂部に付着


これらが複合した難症例に対しての対応方法についてお話されました。


即席義歯やフラットテーブルや咬合平面傾斜やワイドセントリックなどのテクニックを短い時間ながらまとめてお話いただきました。


 


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フラビーガム症例


Dr.佐藤 勝史 佐藤歯科医院 ラ・フランス オフィス



フラビーガム=難症例ではないと佐藤先生はお話されます。


難症例かどうかの違いは中に骨があるかないかです。 


難症例の際の対処法として、7つの方法を複合的に組み合わせて行っていく方法をお話されました。


最後には折り畳まれたフラビーガムを立ち上げた状態で印象採得する方法を動画で発表してくださいました。


 


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高度顎堤吸収のクラスⅢ無歯顎症例


Dr.亀田 行雄(医療法人D&H 亀田歯科医院)& DT須藤 哲也(Defy)



1人の患者さんをチェアサイドを亀田先生が、ラボサイドを須藤先生がお話されました。


ます亀田先生が「高度顎堤吸収」「クラスⅢ」「前開き」「フラビーガム」の患者さんに対しての、印象採得と咬合採得についてお話されました。


次に須藤先生がクラスⅢは安定する咬合関係を付与できる顎堤の範囲が異なるというお話から、


様々なクラスⅢの機能的人工歯配列のお話をされました。


 


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Liveデモ 下顎総義歯の吸着印象 


Dr.阿部 二郎&DT小久 保京子(調布阿部歯科医院から中継)


調布の阿部歯科医院と水道橋の血脇記念ホールを中継でつなぎ、実際の患者さんの概形印象採得から模型の作成、個人トレーの製作、そして精密印象採得までをお話されました。


 


 


まとめ


 今回の有床義歯学会は定員400名の血脇記念ホールが超満員となる活気のある総会となりました。


 


ポスター発表は電子ペーパーでの発表で、学会会場と歯科医院と中継で繋ぎ、同時通訳も行うという、新しい技術も取り入れて、デンチャーの学び場として、古くからの技術も尊重しつつ新しいテクノロジーとの融和も図っているこれからもっと人気となる学会であると感じる一日でした。


今回撮影に入らせていただきその学会の一部を公開させていただくこととなりました。


 


有床義歯学会に入会すると講演内容のフルバージョンがご覧いただけます。


そちらも合わせてご検討ください。


 


 


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