【期間限定】日本顕微鏡歯科学会 第16回学術大会・総会《動画で参加!》
事前登録は642名と年々人気が高まっている本学会。
今年のテーマは、「精密歯科治療を極める Perfection of Clinical Dentistry」です。
・大河原 純也先生/水野 美穂先生:認定衛生士が長く活躍できる環境とは
・樋口 敬洋先生 米 可那 先生 森田 佳子先生 :マイクロスコープをチーム全員で活用するために
・尾上 正治先生:インターディシプリナリーアプローチにおける手術用顕微鏡の活用
・佐氏 英介 先生 補綴処置の精密歯科医療とマイクロスコープの活用法について
・青木 啓高 先生 補綴処置の精密歯科治療とマイクロスコープの活用法について
古澤 成博先生:精密治療を極める
まずは大会長 古澤 成博(東京歯科大学 歯内療法学講座 教授)からの基調講演です。
昔は使っていると言うと少し特殊だと思われがちだったマイクロスコープは最近ではエンドの三種の神器として当たり前のように取り扱われるようになりました。
歯内療法領域におけるマイクロスコープの有用性についてお話ししていただいています。
一般口演
座長に三橋 晃先生、吉田 格先生、石井 隆資先生を迎えて
8 名より一般口演が行われました。
・表 茂稔 先生「ジルコニアクラウンの適合精度向上を求めて」
・辻本 真規 先生「臼歯部多数歯ラバーダム防湿におけるパンチング位置と防湿範囲の考察」
・及川 布美子 先生「複雑な容態を呈した歯への低侵襲アプローチ -歯周ポケット経由でのミニマムなオペ-」
・深江 あゆ 先生「DAの立場から見たマイクロスコープを用いたチームアプローチ」
・井上 卓之 先生「手術用顕微鏡治療下の静止画・動画記録に関する欠点を解決する装置の開発
・天川 由美子 先生「接着歯学を活かした審美修復治療におけるマイクロスコープの有用性」
・三橋 純 先生「同一口腔内に連続的にセメント質剥離が生じた1症例」
・宮島 大地 先生「感染根管治療を顕微鏡を用いて行なったが、痛みが消失しなかった1症例〜非歯原性疼痛〜」
マイクロスコープをどう使うか、という内容ではなくマイクロスコープがスタンダードといった内容が多かったかと思います。
様々な分野においてマイクロスコープの有能性は高いことを示してくださる内容でした。
シンポジウムC
座長には藤井 理絵先生、淺井 知宏先生を迎え
認定歯科衛生士はどのように顕微鏡歯科を学んでいるか?
という題目でのシンポジウムが行われました。
大河原 純也先生/水野 美穂先生:認定衛生士が長く活躍できる環境とは
出産・育児と今後のキャリアプランのバランスを悩む方は歯科医師でも衛生士さんでも多いのではないでしょうか。
大河原先生からマイクロスコープの有用性、衛生士さんにも使ってもらうことの強みと勤務する歯科衛生士 水野 美穂 先生から、出産育児との両立を含めたマイクロスコープを使うことのできる強みもお話していただいています。
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樋口 敬洋先生/米 可那先生/森田 佳子先生:マイクロスコープをチーム全員で活用するために
福岡でご開業の樋口先生から、まずマイクロスコープの圧倒的な有能性をハキハキとした口調とデータでお話していただきました。そして米 可那 先生 森田 佳子先生からはそれぞれ衛生士さんとしてどのように技術を取得したかを中心にお話してくださっています。
学習媒体に弊社サイトもご紹介いただきました、ありがとうございます!
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特別講演
座長に辻本恭久先生をお招きして笹井 啓史先生、鳥山 佳則先生 から臨床研究法についてという題目でのご講演でした。
2019年3月から施行された臨床研究法についてご存知でしょうか。
企業から資金提供を受けて行われる臨床研究や未承認薬・適応外薬を使った臨床研究は「特定臨床研究法」に当てはまり、
臨床研究実施基準を順守義務しなければならないというものです。
例えば、
MTAを使った根管充填法と従来法の予後の違い
といった内容は、特定臨床研究審査委員会の審査を受けなければならない可能性があるといった内容です。
知らず知らずの間に日本の歯科医療のために研究している内容が引っかかってしまう恐れが出てきます。
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シンポジウムA
座長に菅原 佳広先生、小林 先生をお招きし、補綴処置の精密歯科治療を極めるという題目でのご講演が行われました。
歯内療法が専門ですがその後のコアや補綴の知識も豊富で治療歯の予後を第一に考える尾上先生と、
佐氏先生と青木先生からは藤本研修会のクラウンブリッジに対する真摯な姿勢と考え方をそれぞれ示し、
エンドー補綴ーラボサイドの強固たる連携を持ったチーム治療でオーダーメイド医療の実現を可能にしていました。
圧倒的なプレゼンテーションに参加している先生からたくさんの質問が飛び交いました。
尾上 正治先生:インターディシプリナリーアプローチにおける手術用顕微鏡の活用
東京都渋谷区でご開業の尾上正治先生による「補綴処置の精密歯科治療を極める 〜インターディプリナリーにおける手術用顕微鏡の活用〜」という題目でのプレゼンテーションです。
尾上先生は、全ての工程においてマイクロスコープを用いマイクロスコープ使用はスタンダードであるという位置付けです。予後に影響する因子は根管治療だけではなく歯冠補綴がいかに重要かを示し、術前・術中・術後に分けその際の注意点や対策についてお話ししていただいております。
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佐氏 英介先生:補綴処置の精密歯科医療とマイクロスコープの活用法について
補綴治療を成功に導く要素は精度の維持・咬合の安定・術前術後の管理であるとし、
それらを実現するための留意点・工程やマイクロスコープの有用性についてお話ししていただいています。
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青木 啓高先生:補綴処置の精密歯科治療とマイクロスコープの活用法について
静岡県でご開業の歯科技工士 青木先生による「補綴処置の精密歯科診療を極める技工サイドからの提言」という題目でのプレゼンテーションです。
優れた補綴物をセットするには、歯科医師と技工士の連携が欠かせません。藤本研修会の考えのもと、マージンの適合や印象、クラウンブリッジ分野における留意点や工程をおさらいすることができます。
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