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2022年11月28日(月) 公開

3Dガイドテンプレートを用いた左上第二小臼歯の歯根端切除手術 #1

    • 02:31 〜 目次
    • 03:49 〜 歯根端切除術の症例解説
    • 06:28 〜 コーンビームコンピューター断層撮影法(CBCT)
    • 07:30 〜 歯科治療トレーニング~わたしたちが直面する課題~
    • 09:37 〜 左上第二小臼歯の歯根端切除手術の症例
    • 15:52 〜 術前術後のレントゲン写真
    • 16:23 〜 症例選択に関して
  • *2022年10月5日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。


    岡崎勝至先生による、CBCTのDICOMデータから、3Dプリンターで3Dガイドテンプレートを作成し歯根端切除術を行った症例の解説です。

    また、歯科におけるDXによる情報のデータ化と、それらを仮想現実に活用する取り組みについて解説いただきました。

    本講義では、以下の内容を中心に日ごろの臨床で疑問を感じる点を深堀し、詳しい解説をいただいております。

    • 1.3D Guideを活用する外科的歯内療法
    • 2.XR-techを活用する臨床トレーニング・症例検証と遠隔臨床教育
    • 3.デジタルツイン実現のための患者データマネージメント
    • 4.XR-Techと3D Guideを活用する外科的歯内療法の考察
       


    では最初に「歯根端切除術の症例」より解説いただきます。
    歯根端切除術は、外科的歯内療法で非外科的な根管治療では根管システムの感染コントロールが不可能な場合に行われます。
    しかし、現在の標準的な治療手順で行えば、高い成功率が報告されている手術です。
    歯根を除去することで、アクセサリー根管の約90%以上の除去が可能といわれています。
    切断根面に露出する根管を形成し封鎖することで、手術後に細菌が漏れる可能性を最小限に抑えられると解説いただきました。
    これにより、根尖周囲組織の治癒が促進されるというわけです。
     
    次に、コーンビームコンピューター断層撮影法(CBCT)で撮影した画像の解説をいただきました。
    CBCTは3次元的に顎骨内部を診査できるため、日ごろから活用されている先生方も多いのではないでしょうか。
    現在は根尖周囲の介入前の診査に不可欠であると考えられているほどです。
     
    しかし、解剖学的知識が豊富でも、臨床では術者の技量に依存する部分が大きく課題を感じる部分であると述べられました。
    そして現状の臨床教育における課題に対し、デジタル技術がそのソリューションになるという解説をいただきました。
     
    左上第二小臼歯の歯根端切除手術の症例では、それぞれの工程や診査法をまとめたビデオを作成いただきました。
    分かりやすい解説と共に、実際の手術の様子や術前術後のレントゲン写真などを用いて解説いただきました。
     
    次に、解剖構造の3次元的位置関係に起因する、3Dガイドを使用した歯根端切除術の制限の解説をいただきました。
    診査方法や診査結果、治療方法までそれぞれの資料を分かりやすく解説いただいたため、日々の臨床で活かせる内容となっているでしょう。

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