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2025年4月17日(木) 公開

土屋賢司先生 症例100本ノック 第16回 PART4【期間限定プレミアム公開】

    • 00:00 〜 ガイドはどこ?
    • 02:08 〜 スマイルの変化はなぜ生じたか?
    • 04:52 〜 なぜ歯が失われたかを考える
    • 09:13 〜 内山先生はどうする?
    • 13:31 〜 土屋先生の考える治療計画は?
  • 本シリーズ詳細はこちら


    Part3の症例をより深めてディスカッションをしていきましょう。
     
    まずは、ガイドとなる歯はどこでしょうか?
    パノラマでの左右の顎関節に大きな左右差がみられます。
    これを考慮すると、ガイドに何らかの異常がある可能性があります。
    したがって、右側下顎臼歯部にインプラント埋入を行う際は気を付けなければなりません。
     
    また、傾斜や挺出もしている歯が多数あるので、早期接触も適切に診断しなければなりません。
    最も本質的なことは、何故これだけの歯が失われてしまったのでしょうか。
    欠損がある症例の場合はこのことを考えなければなりません。
    そうでなければ、同じことを繰り返してしまい、その場しのぎの治療になってしまいます。
     
    内山先生はどのように考えるでしょうか?
    経験豊かな先生方でも今回の症例は非常に迷う点が多いです。
    ワックスアップを詳しく見てみると、咬合状態が永久歯列が完成した段階から理想的でなかったことが予想されます。
    そのうえで、パノラマX線写真を見ると、やはり、内山先生も咬合平面の是正は欠かせないと考えます。
    今回の症例で、内山先生がどこに目を付けてどのように対応するかに耳を傾けてみましょう。
     
    次に土屋先生は今回の症例をどう見ているでしょうか?
    一つの治療の提案として、カンチレバーブリッジを挙げています。
    土屋先生は矯正治療を前提に治療計画を立てることを考えています。
    その際にマルチブラケットだけでのガイドの形成は困難と考えているため、このようなことが考えられます。
    土屋先生の考える理想的な補綴治療はあくまでも、前歯部両側犬歯間で本来あるべきガイドを形成していることです。
    内山先生との着眼点の違いを意識しながら、治療の幅が広げてみましょう。

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