Doctorbook academy

    • 0:44 〜 米今先生の自己紹介
    • 1:42 〜 preoperative examination臨床症例
    • 4:05 〜 インプラント埋入・荷重プロトコール 
    • 6:14 〜 単独歯抜歯即時インプラント埋入における即時負荷のリスク評価
    • 7:35 〜 抜歯即時インプラント埋入に対する実際の処置 
    • 9:36 〜 Emergence Profileのポイント 
    • 10:03 〜 米今先生の考察 
    • 11:30 〜 まとめ 
    • 12:03 〜 【Q1】抜歯即時埋入が可能なケース 
    • 17:40 〜 【Q2】デコルチケーションは行ったほうが良いか 
    • 23:09 〜 【Q3】抜歯即時インプラント埋入時フラップを開く必要はあるか?剥離だけで良いのか? 
    • 29:29 〜 【Q4】骨欠損形態・骨壁の状態により、治療計画に対する立案
    • 34:40 〜 【Q5】カスタムヒーリングアバットメントの形態 
    • 41:46 〜 【Q6】角化歯肉に対するアプローチは必要か 
    • 48:35 ~ 【Q7】ガイド・フルガイドは使うべきか
    • 53:19 〜 【Q8】抜歯即時インプラント埋入時の埋入深度 
  • 今回は米今一晃先生による「臼歯部におけるインプラント抜歯即時埋入」のケースについて、山口先生、谷口先生とディスカッションをされております。
     
    【症例】
    左下臼歯部に違和感を主訴とした症例です。
    下顎左側第2大臼歯(#34)が、PPDは全て3mmではありますが、デンタル所見にて明らかに垂直性歯根破折を認めました。
    CTによる画像診断にて、骨壁はあまり失われておらず、歯槽骨頂も維持されている4壁性の骨欠損であることが診断されました。
    下顎管との距離も十分確保されていることから、治療期間を短縮させるため抜歯即時埋入を選択されました。
    米今先生は患者の咬合を早期で回復させられるよう、インプラント埋入プロトコールとインプラント荷重プロトコールを組み合わせたリスク評価を十分に行われております。
    今回の症例では、初期固定獲得が可能、1mm以上の頬側骨壁の厚みを有し、軟組織が厚いフェノタイプであること等、低リスク症例であると診断をし、抜歯即時埋入を行っております。
     
    【手術概要】
    #15cのメスにて歯周靭帯を切断した後、ご自身で作成されたガイドにてパイロットドリルにてドリリングを行いました。
    通常のインプラント埋入に比べ、骨量が少なかったため、最終ドリル径の一つ前までドリリングされました。
    その後、ルートチップにて慎重に抜歯を行い、デグラニュレーションキットにて不良肉芽を掻爬されています。
    即時埋入が可能な状態であることを術中にも確認できたため、インプラント埋入を完了させました。
    埋入後は骨補填材:Bio-Ossを使用された後、カスタムヒーリングアバットメントをCRにて作成されました。
     
    【術後経過】
    埋入時、インプラントの角度がやや舌側に傾いたことから、頬側骨がやや目減りしているようにも思えますが、術後6ヶ月において、十分な骨の形成が認められております。
     
    【ディスカッション】
    Q.抜歯即時埋入はどのような症例に対応可能か
    インプラント抜歯即時埋入が可能かどうか、悩まれる先生方も多いかと思われます。
    今回のディスカッションにおいて、やはり重要なのは初期固定が得られるかどうかにかかってくると、先生方皆様で考えが一致されております。
    イミディエイトプレースメントか、リッジプリザベーションか、どちらが良いのかというのは時代によっても考え方が様々に変わってきております。
    今回の動画を参考に、先生方も再度プロトコールを一考されてみてはいかがでしょうか。
     
    Q.カスタムヒーリングアバットメントの形態について
    カスタムヒーリングアバットメントの形態のついて、米今先生は骨補填材をしっかり覆うためとはいえ、カンチレバーの様な形態になったのはどうなのかと疑問に思われていました。
    この問題は、回復してくる骨との関係なのか、軟組織コントロールの観点なのかで考え方は変わってくると、考察を深める価値のある観点でありました。
    最近では、サブクリティカルカントゥアを凹ませる傾向にあります。
    ですが、谷口先生は待時期間において補填材をいかに保持させられるかで、形態を考えるべきなのではないかと考えられていました。
    また最終補綴物の種類でもカントゥア形態は変わってきます。
    臼歯部という、粘膜も骨も厚くなる部位では凹んだサブクリティカルカントゥアは必要ないのではないか、という考えも見出されています。
    カスタムヒーリングアバットメントにどこまでを求めるのか、それにより形態をどうするか考察の予知があると思われます。
     
    上記以外にも、デコルチケーションの実施やフラップを開くかフラップレスか、など、様々な興味深いディスカッションが行われております。
     
    インプラント治療における手技の幅を広げるには学びの多い動画となっております。
    是非ご覧いただき、日々の診療に役立てられてみてください。


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