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2026年11月4日(水) 公開

#2 10年以上の長期経過症例から考えるダイレクト修復の接着と辺縁劣化|青島 徹児先生

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11,000円〜(税込) (D+会員 8,800円〜(税込))
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  • コンポジットレジンによるダイレクト修復は、長期経過の中でどのように変化するのでしょうか。本講演では、青島 徹児先生が前歯部・臼歯部の臨床症例を通して、修復物の摩耗や破折、辺縁の着色を振り返り、接着操作と材料選択について解説します。高見澤 俊樹先生による研究をベースとした解説に対し、青島 徹児先生は自身の臨床経験とメーカーの公開データをもとに、日々の診療で接着修復をどう捉えているかを紹介します。

    臼歯部では、修復後10年、12年と経過しても、大きな変化が見られない症例を提示します。一方、8年経過した症例では、強く咬合接触する部分にチッピングが認められました。修復物が部分的に欠けることと、接着界面から脱離することを区別し、長期経過を評価する視点を示します。適切に接着できたダイレクト修復では、接着界面からの脱離をほとんど経験していないという、青島 徹児先生の臨床実感も語られます。

    前歯部では、外傷後にダイレクト修復を行った患者の約8〜9年後の状態を紹介します。歯ぎしりによって天然歯と修復物の形態が変化していても、修復物全体は脱離していませんでした。咬合接触やガイドを確認しながら、加わる力と修復物の変化を読み解きます。また、天然歯と同じように摩耗することを理想としつつ、経年的な天然歯の色調変化に修復物が追従する難しさにも触れます。

    正中離開などをダイレクト修復した症例では、約10年後に「修復物が欠けた」と患者から連絡がありました。しかし、確認すると欠けていたのは天然歯で、酸蝕による歯質の減少が認められました。飲食習慣を聞き取り、既存の修復物を残しながら、口腔内で使用できるサンドブラストを用いてリペアした経過を紹介します。

    後半では、ボンディング材の選択と操作に焦点を当てます。1液性・2液性の材料について公開データを参照し、接着強さだけでなく、ボンディング層の厚みや性質にも着目します。さらに、材料に含まれる水やアルコールとエアブローの必要性を、簡単な硬化確認の実験や自身の失敗経験から説明。使い慣れた材料であっても、メーカーの指示を確認し、適切に操作する重要性を伝えます。

    長期症例に見られる辺縁着色については、防湿や接着面の清掃状態に加え、ボンディング層の厚みが影響しているのではないかという臨床的な考察を提示します。術直後の仕上がりから一歩進み、年月を経た修復物の状態をもとに、日々の接着修復を見直す講演です

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