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2026年11月4日(水) 公開

#4 長期症例から見直すインダイレクト修復|形成デザイン・IDS・ヒートコンポジット接着|青島 徹児先生

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  • インダイレクト修復を長く機能させるために、材料の選択や形成、接着操作をどのように考えるべきでしょうか。本講演では、青島 徹児先生が、自身の長期経過症例と論文をもとに、間接修復における接着の考え方を解説します。ハイブリッドセラミックスを用いていた頃の臨床から、現在のプレスセラミックスによる修復までを振り返り、摩耗や脱離、破折から得られた気づきを共有します。

    まず紹介するのは、ハイブリッドセラミックスの長期経過です。対合歯への影響を考えて選択した材料が、7年、11年、12年と経過するなかで、どのように摩耗していったのかを提示します。セラミックスへ再修復した症例と、14年後も使用を続けている症例を通じて、材料の特徴を経過から捉える視点を示します。また、脱離した修復物の観察から、接着界面や表面処理について考察します。

    続いて、ダイレクト修復とインダイレクト修復の選択について取り上げます。ダイレクト修復後に咬頭が破折した症例では、残存エナメル質の量とクラックに着目。青島 徹児先生が判断の目安としている、咬頭頂から内側に約1.5mmの健全なエナメル質を確保する考え方を紹介します。さらに、コンプレッションコンセプトをもとに、圧縮力と引張力の違いを建物の構造に例えながら、形成デザインとの関係を解説します。

    クラウンの長期経過では、撤去時に確認された内面の汚れや、セラミックスの破折を提示します。かつて行っていた修復の経過を振り返り、力のかかり方や接着の状態を踏まえて、現在の臨床で何を見直しているのかを語ります。

    接着操作では、IDS(イミディエートデンティンシーリング)の重要性を解説します。形成後の象牙質を早期に封鎖し、接着時にはエナメル質とレジンの面を対象とする現在の方法を紹介。IDSの有無による接着力の違いを検討した論文に加え、脱離した症例でレジンがどちら側に残っていたかを観察し、接着の弱点を考える視点も示します。セラミックスにクラックが生じた症例からは、支持する層の状態と修復物の厚みを振り返ります。

    最後に、加温したコンポジットレジンによる接着を取り上げます。流動性や皮膜厚さ、圧接方向、超音波振動の影響に加え、セラミックスを介した光重合を実験と論文から検討します。材料ごとの差や光の到達、照射時間にも触れながら、長期経過をもとに接着修復を見直すための視点を学べる講演です。

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