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"DHとDr.のための"心理学+ペリオ|心理学を応用した”伝わる!”歯周基本治療 (全6回)

本講義では、患者様の「行動・人生を変える」ことを最終目標とした4つのStepを通して、エビデンスと会話術を駆使した患者様へ伝える術が学べます。

  • 心理学を応用した伝わる歯周基本治療 ~導入~ 11:31

    皆さんは、患者様とのコミュニケーションは得意でしょうか?
    苦手な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
    そもそも、なぜペリオに心理学が大切なのでしょうか?

    鈴木先生は、自身が抱えていた治療の悩みやコンサルティングの課題に心理学を通じて解決の糸口を見出し、それを歯周基本治療に応用することの有効性を実感したそうです。
    心理学には、人の行動変容に関する洞察やテクニックが豊富にあり、それらを治療に生かすことで、患者様が自ら健康な口腔環境を目指すためのモチベーションを高めることが可能になります。

    特に注目すべきは、重度歯周病を持つ患者様へのアプローチ方法です。
    患者様が歯周病をどのような病気と捉えているか、その認識をどのように変えていくべきかについて、具体的なコミュニケーション手法や心理学的アプローチを用いる重要性が説明されています。
    このプロセスでは、単に情報を「言う」のではなく、患者様に「伝わる」ように情報を提供することがキーとなります。

    また、鈴木先生は、治療中に患者様がキャンセルや治療離脱を起こしやすい言い方や、その防止策についても触れています。
    こうした心理学的な視点からのアプローチは、歯科医師や歯科衛生士が患者様とより良い関係を築き、成功に導くための有効な方法と言えるでしょう。

    鈴木先生の経歴や運営されるスタディ・グループの紹介を含め、心理学を応用した歯周基本治療の理論と実践について、詳細かつ実践的なガイダンスを提供する本講義は、患者様へのコミュニケーションスキルを向上させたい歯科医療従事者にとって貴重な学びの機会となるでしょう。

  • 患者様を知るための心理学的テクニックを学ぶ 23:32

    患者様とのコミュニケーションにおいて、単に医学的な情報を提供するだけではなく、相手を深く理解し、その理解をもとに適切なアプローチを実施することが非常に重要です。

    講義の初めに「相手を知る」ことの大切さを説明し、患者様の情報を「一般的注意事項」「社会的事項」「生活的事項」の三つに分類して紹介しています。
    これらの情報を知ることで、患者様へのアプローチ方法を適切に選択し、より効果的なコミュニケーションを実現できるでしょう。
    特に、職業や勤務時間といった社会的事項は、患者様の生活リズムやストレスレベルに直接関わるため、歯周病治療における行動変容への影響を理解する上で欠かせません。

    また、先生は患者様にこれらの情報を聞き出す方法として、心理学的テクニックの活用を推奨しています。
    サトル・クエスチョンやピークエンドの法則、さらにはラポールの形成といった具体的なテクニックを用いることで、患者様との信頼関係を築きながら必要な情報を得る方法を紹介しています。

    この講義では、心理学を歯周基本治療に応用することで、患者様の協力を促し、治療の成功につなげる方法を具体的に解説しています。
    心理学的アプローチを取り入れることの意義と効果を理解することで、患者様とのコミュニケーションスキルを向上させ、治療への協力を引き出すための重要な知見を学べます。

  • 心理学の理解をより深めるためのディスカッション丨相宮 秀俊先生×鈴木 隆太郎先生 07:50

    この動画では、歯科治療における心理学の応用に焦点を当て、患者様とのコミュニケーションを深めるための実践的なアプローチを紹介しています。
    相宮先生とのディスカッションでは、患者様への心理学的なアプローチの重要性から、医療チーム内での役割分担、患者情報の共有まで、幅広いトピックについて触れられています。

    心理学を取り入れる意義:
    患者様との有意義なコミュニケーションには、相手を深く理解し、その理解に基づいたアプローチが不可欠です。
    心理学を歯科治療に活用することで、患者様との関係構築が容易になり、治療への協力を促進できることが解説されています。

    チーム内の役割:
    歯科衛生士、歯科助手、そして歯科医師の各々が心理学的アプローチにおける役割を理解し、それぞれの立場から患者様に寄り添うことの重要性について詳しく語られています。
    特に歯科衛生士は患者様との二人三脚を、歯科医師はモチベーション向上のためのきつい言葉を適切に用いるなど、各職種に応じたアプローチが大切です。

    役割の入れ替わりタイミング:
    患者様が歯科医師と歯科衛生士や歯科助手とで感じる距離感の違いについても触れられ、それぞれの役割が自然と入れ替わるタイミングについての洞察を伺います。

    モチベーションの高い患者へのアプローチ:
    モチベーションが既に高い患者様に対しては、その承認欲求をどのように満たすかが、さらなる行動変容につながる鍵となります。この点について有効な心理学的アプローチ方法が説明されています。

    医院全体での情報共有:
    患者様とのコミュニケーション内容や心理状態を医院全体で共有することの重要性が強調され、より一層のチーム連携を促進する方法について議論されています。

    相宮先生、鈴木先生のご経験をシェアいただくことで、より良い治療結果を目指すための具体的な手法や考え方を学べます。

  • なぜペリオに心理学が必要なの? 06:05

    心理学+ペリオの第2回は、歯周基本治療において患者様がより治療を受け入れやすくするための心理学的なアプローチについてお話いただきました。


    第1回のおさらいとして、歯周病の正しい伝え方や、患者様一人一人を知ることの重要性が強調されました。また、コーチングの技術を使用して、患者様の行動変容を促し、治療への協力を得る方法についてもご教授頂きました。

    第2回では、心理学の3大学派—フロイト心理学、アドラー心理学、そして行動経済学—の中から、「アドラー心理学」と「行動経済学」を取り上げ、患者様との関係構築にどのように役立つかを解説します。

  • "アドラー心理学"と"行動経済学"を応用した歯周基本治療 34:11

    本パートでは心理学の3大学派—フロイト心理学、アドラー心理学、そして行動経済学—の中から、「アドラー心理学」と「行動経済学」を取り上げ、患者さんとの関係構築にどのように役立つかを解説します。

    前半では、"アドラー心理学"の核となる概念、勇気付け、共同体感覚の重要性を掘り下げ、これらの原則がどのように患者さんの積極的な治療参加を向上させるかを探ります。さらに、患者さんと医療者の間に良好な人間関係を築くための戦略をお話しいただき、目的論からくる、正の注目を応用した接し方についてご解説いただいております。

    後半は、"行動経済学"の観点から、患者の意思決定プロセスに影響を与える様々な心理的バイアスと戦略に焦点を当てます。

    "行動経済学"とは、伝統的な経済学と心理学が融合した学問であり、人間が感情や社会的影響など非合理的な要因によって意思決定を行っていること、つまり「非合理的な、間違った判断をすることもある」というスタンスで物事を考えています。
    ・現在バイアス
    ・メンタルアカウンティング
    ・選択過剰負荷
    ・権威への服従
    など8つの心理学的なテクニックを通じて、医療者が患者さんにポジティブな行動変容を促すためのテクニックを提供します。


    今回、鈴木先生からご紹介いただくテクニックは歯周基本治療のみならず、コンサルでも非常に有用です。是非、日常臨床に取り入れてみてください。

  • ディスカッション:心理学を実臨床にどうやって取り入れていくか丨相宮 秀俊先生×鈴木 隆太郎先生 11:12

    本動画では、講義後のディスカッションとして、実際に実臨床で取り入れる際のポイントなどを相宮先生から講師である鈴木先生へご質問いただきました。

    5つの質問から、心理学的なアプローチを具体的にどう実践していくかを考えていきます。

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試験結果

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