「30 Under 30」Serendipity年間コース第3回参加レポート
「30 Under 30」とは
詳しくはこちらをご覧ください。
→「30 Under 30」1期生卒業式/2期生入学式参加レポート
Serendipity年間コース第3回の様子
今年度で2期目を迎える「30 Under 30」は、今期から年間コース「PASSION」に加えて「Serendipity」が新設されています。
「Serendipity」年間コース第3回は「歯周病治療」をテーマに中田光太郎先生がインストラクターを務められました。
これまでの年間コースの様子についてはこちらをご覧ください。
→「30 Under 30」Serendipity年間コース第1回《参加レポート》
→「30 Under 30」Serendipity年間コース第2回《参加レポート》
インストラクターの中田光太郎先生
歯周病治療におけるベーシックな内容の講義から、2017年にシカゴで開催されたEFP(ヨーロッパ歯周病学会)とAAP(アメリカ歯周病学会)の合同ワークショップで決定した歯周病の新分類についての話もありました。
約20年ぶりの改訂となる今回の新分類では、慢性歯周炎・侵襲性歯周炎という従来の分類が廃止され、gradeとstageによって歯周病の進行を把握するようになるそうです。
それに伴う用語の変更などについても解説していただきました。
また、各自が持ち寄った重度歯周病患者の14枚法デンタルX線写真や口腔内写真、歯周組織検査表などの資料を参考に、中田光太郎先生が中心となって治療方針などのディスカッションも行われました。
2日目には、中田光太郎先生によるマイクロスコープを用いた歯周外科のハンドリングの実演も行われました。
中田光太郎先生の代名詞ともいえる歯周形成外科の内容についても、実際の症例の臨床動画を交えながら解説していただきました。
印象的だったのは、中田光太郎先生が「BOPを診る重要性」を一貫して強調されていたことです。
歯周病治療は、ややもすると歯周外科などのテクニックが必要な内容ばかりに目を奪われがちではないでしょうか。
やはりBOPをはじめ、基本を大事にしなければ短期的にも長期的にも安定した予後は得られませんね。
1日目の終わりには懇親会も開催されました。中田光太郎先生をはじめ協賛クリニックの先生方や、1期生の一部の先生方も参加されました。
中田光太郎先生は講義の中でも「これからの歯科医師の将来は明るい」と話され、そのために若手歯科医が考えるべきことなどを熱心に伝えてくださいました。
中田光太郎先生の講義以外にも、受講生によるランチョンセミナーが開催され、症例発表やセミナー情報、おすすめの器具など各自が自由なテーマで発表を行いました。
同世代の先生方のプレゼンはとても刺激になり、質疑応答も活発に行われ有意義な時間となりました。
インストラクターを務めてくださった中田光太郎先生、会場をはじめこの機会を提供してくださった「30 Under 30」浦濱隼人代表理事をはじめスタッフの皆様、協賛企業・クリニックの先生方にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
おわりに
いよいよ11月10日に「30 Under 30」プレミアムセミナーが開催されます。
山﨑長郎先生、熊谷崇先生、与五沢文夫先生のご講演や、年間コース受講の選考会を兼ねたガイダンスも行われます。
また、来期からの年間コースはこれまでの「PASSION」「Serendipity」に、新しく「WILL」を加えた3コースでの開催となります。
新コースである「WILL」の講師陣も発表されました。
どのコースもスタディグループの垣根を超えた豪華な講師陣ですね。
また、臨床経験に応じたコース選択基準の目安も新たに設けられています。
今年で3回目の開催となる「30 Under 30」プレミアムセミナーですが、毎年1000人を超える若手歯科医で会場は熱気に包まれます。
エネルギーに満ちあふれたその雰囲気は、これからの歯科医師の未来が明るいものになるということを確信させてくれます。
今年のプレミアムセミナーも、その空気感を味わえるものになると思います。
ご期待ください。