2日目:アメリカ歯内療法学会2019《参加レポート》
AAE(アメリカ歯内療法学会)の年次総会の参加レポート2日目です。
1日目はこちら
目次
1:Dr. Stephanie J Chen /Dr.Bekir Karabucuk
2:Dr. Allen Ali Nasseh /Dr.Josetta Camilleli
3:Dr. Adham A Azim /Dr.Bertrand Khayat
1:Dr. Stephanie J Chen /Dr.Bekir Karabucuk
「CBCT & MICROSURGERY WHAT EVERY CLINICIAN SHOULD KNOW」
CBCTの原理や実際の臨床での適応症が示された。最適応症は外傷、歯根吸収、外科処置の治療計画、インプラント治療である。
2:Dr. Allen Ali Nasseh /Dr.Josetta Camilleli
「ARE WE READY FOR SINGLE CONE OBTURATION?」
Cシングルコーン(以下、SC)での根管充填の変遷とバイオセラミック系シーラー(以下、BC)を用いたとSC根管充填法について。
現在、BCシーラーを用いたSC根管充填のエビデンスは極少なく未だ限られたものであるが、有効な方法である可能性が示されていた。
3:Dr. Adham A Azim /Dr.Bertrand Khayat
「ADVANCED APPROACHES TO ENDODONTIC MICROSURGERY」
より大きな病変、特に病変により頬舌的に欠損しているケースではグラフトを行ったほうがよりよい治癒に誘導できることが臨床的、研究的にも示された。
4:Dr. Janner O Argueta
「VITAL PULP THERAPY, WHEN, WHY AND HOW? LONG FOLLOW-UP CASE SERIES PRESENTATION AND LITERATURE REVIEW」
現在のVPTにおけるコンセンサスがレビューされた。問診や歯髄検査で歯髄の状態を把握しAAEガイドラインにおける診断名で可逆性歯髄炎はVPTの適応で、自発痛や歯髄検査による異常な検査結果は不可逆性歯髄炎と判断し、抜髄の適応となる。
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