今日から使える✨️魔法の言葉【初診カウンセリング】
こんなこと、ありませんか？
・問診票から話を広げられない
・誰に対しても同じ質問になってしまう
・マニュアル通りの会話に感じてしまう
日々のカウンセリングで、患者さんとの会話が“形式的”になってしまうことはありませんか？
実はその背景には、主訴の裏にある「心の声」＝本当の思いが隠れています。
主訴だけを聞いていませんか？
「歯が痛い」「血が出る」「詰め物が取れた」
もちろんこれらは重要な主訴です。
ですが、主訴を解決することだけが“カウンセリングのゴール”ではありません。
その奥にある「どうしてそう感じたのか」「どんな生活を送りたいのか」という
“心の声”を聴くことこそが、本当のスタートです。
初診カウンセリングで最も大事なこと
それは――
＼ 主訴に隠れた“心の声”を聴くこと ／
カウンセリングはテクニックではなく、
「理解したい」「寄り添いたい」という気持ちで傾聴する姿勢が大切です。
患者さんの“心のガード”を少しずつ解いていくことで、
信頼関係が芽生えます。
6つのカウンセリングポイント
① 丁寧な挨拶と自己紹介
「○○さん、はじめまして。歯科衛生士の□□と申します。」
穏やかな笑顔と落ち着いた声で、患者さんに安心感を届けましょう。
緊張や不安をやわらげる第一歩です。
② 感謝の気持ちを伝える
「数ある歯科医院の中から当院を選んでくださりありがとうございます。」
「重い腰を上げてお越しくださったのですね。」
小さな一言でも、“受け入れられた”という安心感が生まれます。
③ 座る位置で安心感を
正面に座ると圧迫感を与えやすいため、
90度の位置に座ると自然な対話が生まれます。
対等な関係で話しやすい雰囲気を作ることがポイントです。
④ 目の前の患者さんを「視る」
問診票や主訴よりも、
患者さんの表情・声・仕草に注目してみましょう。
鼻を触る＝不安、瞬きが多い＝緊張、口元が緩む＝安心。
“見える情報”が、心の状態を教えてくれます。
⑤ 自分の言葉に置き換えて気持ちを添える
「噛むたびに痛い」→「お食事がつらいですよね」
「物が挟まる」→「ご不便を感じていらっしゃいますね」
「血が出る」→「歯磨きが怖くなりますよね」
患者さんの言葉を少し言い換え、気持ちに寄り添うフレーズを添えるだけで、
“共感してもらえた”という安心感が生まれます。
⑥ 心の声を聴く
歯に触れる前に、心の声に触れる。
メモを取りながら言葉を置き換え確認し、
「伝わった」と感じてもらうことで、患者さんの表情が変わります。
心の声＝本当の思い
「口臭が気になる」→本当は「自信を持って友人と会話したい」
「歯を入れたい」→本当は「家族と楽しく食事をしたい」
「歯がグラグラする」→本当は「自分の歯で美味しく食べたい」
これが、患者さんが本当に伝えたい“願い”です。
主訴の奥には、“その人らしい人生を取り戻したい”という想いがあります。
✨次につながる魔法の言葉✨
カウンセリングの最後におすすめの魔法の言葉✨
「ご不安な思いやご心配事は、またいつでもお話くださいね。」
勇気を持って来院してくださった患者さんが、
“ここなら話せる”と感じられる瞬間です。
この一言が、次の来院への安心と信頼につながります。
まとめ🪷
✅カウンセリングは“聴く力”がすべての出発点
✅主訴の奥にある“心の声”を見つける
✅丁寧な挨拶・感謝・姿勢・言葉が信頼をつくる
✅「ご不安な思いはいつでも」――その一言が魔法になる
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