Doctorbook academy

プレミアム
2021年7月15日(木) 公開

Save the teeth−Lite−オンラインで学ぶ歯の保存の重要性 「第一回:歯周病治療における基礎知識の確認」

価格
9,900円〜(税込) (D+会員 8,910円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:90pt〜 D+会員:81pt〜)
  • クレジットカード
  • Amazon Pay
    • 00:00 〜 オープニング/シリーズ案内
    • 01:04 〜 第1回のテーマ:基礎知識の確認
    • 02:34 〜 有病率と残存歯数の推移
    • 05:56 〜 用語と定義(1999→2017の更新)
    • 07:45 〜 バイオフィルムと全身への影響
    • 08:32 〜 バイオフィルムの性質とクオラムセンシング
    • 13:34 〜 歯周病仮説の変遷
    • 16:35 〜 エコロジカルプラーク仮説
    • 17:33 〜 ディスバイオシス仮説
    • 19:27 〜 キーストーン病原体仮説
    • 20:31 〜 基本は機械的除去という原則
    • 20:50 〜 症例1:前歯部重度歯周炎の再建
    • 24:09 〜 検査・診断の基本セット
    • 28:21 〜 BOPの意義と目標(陰性を目指す理由)
    • 30:22 〜 GIの取り方と読み方
    • 33:08 〜 分岐部診断:ハンプ分類と道具
    • 34:51 〜 垂直分岐(ターナー・フレッチャー)
    • 35:17 〜 動揺度(ミラー法)
    • 36:26 〜 染め出しとPCRの可視化
    • 38:09 〜 X線読影の勘所と限界
    • 40:35 〜 2017年分類のポイント
    • 42:14 〜 ステージング/グレーディングの意義
    • 44:59 〜 表の読み方と臨床適用
    • 47:02 〜 症例適用:分類から方針へ
    • 51:41 〜 計画立案・バリュー・意思決定
    • 55:22 〜 トップダウン/ダウントップ
    • 57:16 〜 症例2:全顎重度+喫煙の戦略
    • 61:25 〜 カリオグラムとう蝕リスク
    • 63:18 〜 予後評価:Hopeless/Questionable
    • 64:58 〜 ガイドラインと抗菌薬の位置づけ
    • 67:35 〜 機能回復オプションの比較
    • 69:16 〜 リスクファクターとインディケーター
    • 73:17 〜 ペリオ既往とインプラントのリスク
    • 76:22 〜 クロスアーチ設計の要点
    • 78:34 〜 ゴール再設定と段階的治療
    • 82:04 〜 外科適応の条件と注意点
    • 84:51 〜 初期治療→再評価→外科の流れ
    • 88:31 〜 再評価:PCR/BOPの推移
    • 88:57 〜 最終設計と補綴セット
    • 90:16 〜 経過観察と長期安定
    • 91:21 〜 まとめ:診断→計画→選択肢提示
    • 92:30 〜 インプラントの位置づけ再確認
    • 93:22 〜 クロージング/次回予告

  • 全6回シリーズの第1回です。
    世界と日本の有病率や残存歯数、喪失リスクが高い部位の傾向を確認し、歯周病を“感染”ではなくディスバイオシス関連の慢性炎症として捉え直します。
    バイオフィルムの性質と機械的除去の重要性、全身との関連にも触れ、診査・診断・分類を明日から実践できる手順で整理します。
     
    ▼現状と基本概念の整理
    先進国での有病率、わが国の残存歯数の改善と依然として歯周病が主因である現実、下顎第一大臼歯の喪失傾向を概観します。1999年の定義から2017年ワールドワークショップへと概念が更新され、エコロジカルプラーク仮説やキーストーン病原体仮説、ディスバイオシスの枠組みを整理します。抗菌薬の限界と、基本はバイオフィルムの機械的除去である点を強調します。
     
    ▼検査・診断の要点
    診断の要はプロービングです。CALの考え方、BOP陰性を目標にする根拠、GIの取り方(内縁上皮を45度で擦過)、分岐部はネイバープローブ+ハンプ分類と垂直進行(ターナー・フレッチャー)で立体的に評価します。
    動揺度はミラー法、染め出しとPCRで可視化・共有、X線は過小評価に留意。2017年分類のステージングとグレーディングで過去の破壊と将来リスクを結び付けます。
     
    ▼症例1:前歯部重度歯周炎の再建
    抜歯・即時インプラントを提案された症例に対し、精査の上で保存を選択。
    フラップ下処置と根面徹底清掃、パピラプリザベーションを意識しつつエムドゲインと骨補填材を併用。短縮は最小化し、極細ワイヤーで必要最小限の固定。
    4年にわたりポケットとBOPを追跡し安定を確認します。
     
    ▼症例2:全顎重度+喫煙の包括治療
    ステージ・グレードの適用、改変可能リスクの整理、抗菌薬適応の限定、機能回復オプションの比較を通じて、セルフケア確立→非外科/外科の選択→最終補綴(クロスアーチ設計の要点)まで段階的に示します。
    価値=質/コストの視点、トップダウンとダウントップの使い分け、撤退基準まで具体的に学べます。


    Save the teeth−Lite−

    本セミナーは大月基弘先生による全6回ハンズオンセミナーコース「Save the teeth ⻭周病を理解し,徹底攻略するセミナー&ハンズオン6ヶ月レギュラーコース」開催を記念しDoctorbook academyにてお送りする特別オンラインコースセミナーです。


    【シリーズ内容】
    第一回:歯周病治療における基礎知識の確認
    歯周病治療を成功に導くために必要な基本的知識の確認を行います。地味で、当たり前のことが、本当に当たり前となっているかどうか皆様に確認していただきます。

    第二回:非外科的歯周治療について
    歯周治療において最も重要なパートとなります。重度の歯周病でも7〜8割は治すことがで
    きるパワフルな非外科的歯周治療を学んでいただきます。

    第三回:分岐部病変の考え方と対処法
    歯周治療の黎明期から、ずっと悩みのタネである分岐部病変。
    2021年の現在でも完治させることは容易ではありません。
    治療し、長期にわたり分岐部病変罹患歯を機能させるために必要な知識を学びます。

    第四回:外科的歯周治療の基本,考え方
    非外科的歯周治療で歯周炎がコントロールできない場合は、外科的歯周治療が必要になるこ
    とがあります。 いつ、どうして、どのように 外科的歯周治療が必要なのかを学びます。

    第五回:歯周組織再生療法の基本,考え方
    GTR法が確立してから、近年に至るまで歯周組織再生療法は少しずつ進化してきました。
    そのメカニズムと適応症、その方法論についてコンパクトに解説します。

    第六回:エンドペリオ病変の考え方,ホープレス歯を治すには
    今までホープレスと考えられていた歯も、歯内療法と歯周治療を適切に行うことにより残せるようになってきています。
    安易な抜歯を行うまえに、どうすれば保存が可能かを考えていただけるよう、分かりやすい講義を行います


    【講師】

    大月基弘先生

    DUOデンタルクリニック 院長
    ヨーロッパ歯周病 専門医・インプラント 専門医

    2025年コースの詳細はこちら

Doctorbook academy

本サイトは、歯科医療に従事されている皆さまを対象に情報提供するサイトです。

あなたは歯科医療従事者ですか?
※一般の方は患者向けサイトDoctorbook をご覧ください


Facebook ログインの確認

Doctorbook academy は Facebook ログインをサポートします。

Facebook アカウントより必要な情報を取得します。
許可する場合、YES を押して Facebook 連携に進んでください。 誤って Facebook ログインを選んだ場合は NO を押してください。