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プレミアム
2021年12月23日(木) 公開

【オンデマンド】Save the teeth−Lite−オンラインで学ぶ歯の保存の重要性 「 第六回:エンドペリオ病変の考え方,ホープレス歯を治すには」

価格
9,900円〜(税込) (D+会員 8,910円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:90pt〜 D+会員:81pt〜)
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  • Amazon Pay
    • 00:00 〜 最終回の趣旨と総括
    • 01:39 〜 症例1:54歳男性 概要と初期評価
    • 05:36 〜 再生療法の実際(エムドゲイン+骨補填材)
    • 07:28 〜 左下の自家移植と経過評価
    • 10:40 〜 歯髄診断の基礎(EPT/COLD/HOT)
    • 12:49 〜 感度・特異度と陽性/陰性的中率
    • 15:56 〜 正常/異常の歯髄診断を整理
    • 18:07 〜 検査前確率の考え方(問診の重要性)
    • 21:29 〜 有病率と的中率の例(う蝕検査)
    • 23:48 〜 まとめ:検査精度と臨床活用
    • 26:58 〜 症例読影とポケット評価のポイント
    • 28:24 〜 症例2:41歳男性 両側犬歯の対応
    • 31:55 〜 犬歯部の外科・再生療法
    • 33:29 〜 1年経過の所見と評価
    • 35:09 〜 再生療法の前向き研究と保存率
    • 38:49 〜 エンド×ペリオの共通点と相違
    • 41:58 〜 エンド単独で治癒した3症例
    • 44:18 〜 エンドペリオ病変の分類と鉄則
    • 48:14 〜 診断フローチャート(Endo first)
    • 50:10 〜 症例3:矯正中47歳女性 歯髄温存で再生
    • 53:24 〜 エンド先行が奏功したケース群
    • 55:27 〜 難症例の再生療法と術式の工夫
    • 60:26 〜 症例:プライマリーペリオの再生療法
    • 68:15 〜 鑑別:セメント質剥離・破折・パーフォ
    • 74:20 〜 垂直性破折の染色診断
    • 78:00 〜 パーフォレーション修復と予後
    • 81:22 〜 悪性腫瘍を疑う所見と対応
    • 84:35 〜 エンドで大改善→長期維持の例
    • 89:04 〜 自家移植を軸にした支台再建
    • 90:27 〜 Q&A:術後知覚過敏への対応
    • 92:45 〜 まとめとメッセージ

  • 多くが抜歯と判断されがちなエンドペリオ病変を、正確な診断と段階的治療で保存へ導く考え方を解説します。
    歯髄検査(EPT/COLD/HOT)の特性、感度・特異度・陽性/陰性的中率の要点、BOPの意味づけを整理し、「まずエンド、次にペリオ」の原則と臨床での見極めを症例ベースで示します。
     
    ▼エンドファーストの原則
    エンドとペリオはともにバイオフィルム感染ですが、根管の感染管理は術者が担い、ペリオは患者のセルフケアも予後を左右します。
    コンバインド病変はまず根管治療を無菌的に実施し、残存ポケットに対して歯周外科・再生療法を追加する流れを提示します。単独エンド由来の偽ポケットはエンドのみで消失することも強調します。
     
    ▼診断の勘所:感度・特異度・的中率
    EPTやCOLDは感度・特異度が高く、HOTは感度が低めでも刺激線維が異なるため併用が有効です。
    検査前確率を高める問診・所見の積み重ねが診断精度を押し上げます。
    BOPは陰性的中率が高く、安定の指標となる点も解説します。
     
    ▼症例1:54歳男性 左下腫脹と右上5の病変
    全顎の骨レベルは大きくは低下せずも、右上5と左下に深い欠損。
    エンド後、右上は再生療法(エムドゲイン+骨補填材)を実施。
    左下は保存希望に応え、自家移植で支台を再建し、最終補綴へ。フォローで透過像消失、ポケット減少を確認します。
     
    ▼症例2:41歳男性 両側犬歯の深いポケット
    根管治療後も残る深い欠損に対し、マイクロ下で慎重に歯周外科・再生療法を実施。1年で臨床症状消失、ポケットの有意な改善を得ます。
     
    ▼症例3:矯正中47歳女性 左下7の深い骨欠損
    歯髄反応はすべて陽性。ペリオ単独病変と判断し、歯髄温存のまま再生療法を選択。
    20か月で安定し、矯正治療の再開につなげます。
     
    ▼鑑別の落とし穴と見逃し回避
    セメント質剥離、垂直性歯根破折、パーフォレーションは深い局所ポケットの原因となり、染色やフラップ下観察で見極めます。
    エンドのみで改善する例、逆に根管再介入が必要な例を提示。
    びまん性・虫食い状の骨破壊を示した悪性腫瘍例も紹介し、広い視野での診断の重要性を示します。
     
    本編の締めくくりとして、術後知覚過敏への対応(フッ化物使用、象牙細管封鎖材、必要時のボンディング)も整理し、保存志向の治療を支える実践知をまとめます。


    今回ご講演をいただいております大月基弘先生の新刊書籍です。

    書籍を紐解くことで本コースセミナーへの理解が深まります。

    「保険のペリオを極める スウェディッシュペリオにならう 結果を残す歯周治療の基本メソッド」
    2021-12-10 発売

    保険のペリオを極める!


    Save the teeth−Lite−

    本セミナーは大月基弘先生による全6回ハンズオンセミナーコース「Save the teeth ⻭周病を理解し,徹底攻略するセミナー&ハンズオン6ヶ月レギュラーコース」開催を記念しDoctorbook academyにてお送りする特別オンラインコースセミナーです。


    【シリーズ内容】
    第一回:歯周病治療における基礎知識の確認
    歯周病治療を成功に導くために必要な基本的知識の確認を行います。地味で、当たり前のことが、本当に当たり前となっているかどうか皆様に確認していただきます。

    第二回:非外科的歯周治療について
    歯周治療において最も重要なパートとなります。重度の歯周病でも7〜8割は治すことがで
    きるパワフルな非外科的歯周治療を学んでいただきます。

    第三回:分岐部病変の考え方と対処法
    歯周治療の黎明期から、ずっと悩みのタネである分岐部病変。
    2021年の現在でも完治させることは容易ではありません。
    治療し、長期にわたり分岐部病変罹患歯を機能させるために必要な知識を学びます。

    第四回:外科的歯周治療の基本,考え方
    非外科的歯周治療で歯周炎がコントロールできない場合は、外科的歯周治療が必要になるこ
    とがあります。 いつ、どうして、どのように 外科的歯周治療が必要なのかを学びます。

    第五回:歯周組織再生療法の基本,考え方
    GTR法が確立してから、近年に至るまで歯周組織再生療法は少しずつ進化してきました。
    そのメカニズムと適応症、その方法論についてコンパクトに解説します。

    第六回:エンドペリオ病変の考え方,ホープレス歯を治すには
    今までホープレスと考えられていた歯も、歯内療法と歯周治療を適切に行うことにより残せるようになってきています。
    安易な抜歯を行うまえに、どうすれば保存が可能かを考えていただけるよう、分かりやすい講義を行います


    【講師】

    大月基弘先生

    DUOデンタルクリニック 院長
    ヨーロッパ歯周病 専門医・インプラント 専門医

    2025年コースの詳細はこちら

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