ペリオオルソの問題点と特徴とは?専門医との連携の難易度についても解説 #1
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*2022年1月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
本講座では、工藤先生に歯周矯正の解説を行っていただきました。
前回の「歯周矯正の必要性」に引き続き、今回は続編としてより詳しい内容でお届けいたします。
まずは、工藤先生の歯科臨床の考え方について言及いただきました。
いつも「歯周治療」「矯正治療」「インプラント治療」の考え方を最大限に活かせるよう、日々の臨床に取り組んでおられるようです。
さらに、これらの治療をできるだけ低侵襲で行うことが、工藤先生の歯科臨床コンセプトであると述べられました。
そこで、どのような先生も治療計画を作成しますが、歯周炎の患者さんに対する矯正治療の歴史はどのようになっているのでしょうか。
それぞれの先生たちに歴史があり、さまざまな研究を経て論文を発表いただいたおかげで現在の医療が成り立っているでしょう。
また、アメリカや日本の学会がそれぞれリスペクトしていることで、ハイレベルな歯周矯正の連携ができるのではないかと述べられました。
では、ここからペリオオルソの特徴・問題点について解説いただきます。
例えば、歯列不正を伴う重度歯周炎の患者さんが、矯正治療を希望して来院した場合、どのような治療を提供するでしょうか。
工藤先生は、最終補綴・欠損補綴・メンテナンスしやすい形を考慮し綿密な治療計画を立てることが最重要であると述べられました。
主治医が矯正医であれ、歯周病医であれ、共通の認識で同じゴールに向かことが大事であると、強調されました。
ペリオオルソの問題点としては、以下のようなものを代表として挙げられました。
- ・重度のアタッチメントロスが多数歯にあるほど、小臼歯便宜抜歯ができなくなることが多い
- ・ペリオの歯はもともとアタッチメントが少ない分、矯正力による歯根吸収などを考えると矯正治療自体にリスクがある
- ・プロビジョナルのまま矯正することが多い など
症例の難易度としては、以下のような例を挙げられました。
アタッチメントロスが少なく炎症コントロールが簡単かつ欠損が少ないケースでは、矯正専門医との連携が容易です。
これらの条件が反対になると、矯正専門医との連携が困難になると解説されました。
次に、今回のテーマのひとつである「2.歯周炎の分類」について解説いただきます。
2017年のアメリカ歯周学会の資料を参考に、日本歯周病学会が2019年に訳したものを資料にされています。
また、歯周炎を診断する際のフローチャートも準備いただき、とても分かりやすい解説をいただきました。PART1の『歯周病患者に対する矯正治療はNG?「歯周矯正治療の必要性について」 』の視聴ページはこちら。プレミアム会員は無料で視聴できます!
- ・重度のアタッチメントロスが多数歯にあるほど、小臼歯便宜抜歯ができなくなることが多い
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