歯周病の患者はアライナー矯正が可能?難易度の高い症例紹介 #5
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- 2,750円〜(税込) (D+会員 2,200円〜(税込))
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*2022年1月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
前回の講義に引き続き、治療後の解説を行っていただきました。
再製療法後7カ月の経過観察では、ポケット・炎症が改善されたことが分かります。
金属アレルギーを考慮してアライナー矯正を選択し、大臼歯を遠心へ大きく移動させるので光加速装置を併用して頂いたようです。
70ステージまでアンフィットがほぼ起こらず進みましたが、上顎11の前突感改善を患者さんが希望したため再治療計画を作成されました。
そこで、上顎11を歯槽骨内で圧下させ、左上7から順次遠心へ移動を計画し、再治療を行いました。
最初とリファインメント後のクリンチェックを比較すると、上顎11の切縁の位置が約7ミリ後方へ移動させる計画です。
術後のペリオオルソプロポーションラインも問題なく、歯槽骨レベルが平坦化していることによりメンテナンスしやすい環境へ整いました。
術前・後のスマイルを比較すると、上顎の突出感が改善されかなり大きく印象が変化していることが分かります。
次に、38歳女性、手湿疹、金属アレルギー(スズ)、奥歯の詰め物が取れたことを主訴に来院されました。
11~15歳ごろ歯肉出血を自覚、27歳で歯周炎の診断を受け治療開始、29歳で左上下再生療法を受けている歯科既往歴があります。
その後、左上3番が自然脱落したため人工歯に付け替えるという治療を行っており、家族集積がある患者さんです。
パノラマ所見でも歯周炎が全顎に広がりや、デンタル14枚法では深いポケットが散在していることが確認できます。
歯周初期治療としてTBI、SPR、う蝕治療や根管治療を必要に応じて行い、再評価後に埋伏歯を抜歯行いました。
そして、歯周外科で骨欠損に対して再生療法を行った後、アライナー矯正という流れで治療計画を作成されました。
左上3番の欠損はインプラント治療も選択肢の一つですが、患者さんと利点・欠点を相談の上矯正治療で隙間を閉じる方法で行われました。
歯周基本治療後の再評価では、おおむねポケットの改善は見られましたが、残った深いポケットにはOFDを行っています。
術中の動画で非常に分かりやすい解説を行っていただき、治療のイメージがしやすかったのではないでしょうか。
その後、矯正治療に移行し、治療中のプロビジョナルはハイブリッドセラミックで作成しています。
歯肉縁上マージンの歯肉炎症コントロールが行いやすい環境を心がけていると解説いただきました。
次回の講義では、治療後の経過などの解説を行っていただいたため、ぜひ引き続きご覧ください。
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