ステージ別のペリオオルソ臨床例を解説|ステージ1~2 #2
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*2022年1月28日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
今回は、前回に引き続いて「3.ペリオオルソの臨床例」を紹介いただきました。
2018年の歯周病の重症度(ステージ)に合わせて、解説を進めていただきました。
冒頭に、今回の臨床例はすべて工藤先生が治療を遂行しましたが、しっかりとした連携が取れていれば治療可能であると述べられました。
では、ステージ1の臨床例から順に、詳しく解説いただきます。
まずは、30歳男性、非喫煙者、歯茎からの出血が主訴で来院された患者さんです。
術前のCT撮影から頬側歯列を拡大するのに十分な骨幅が確認されたため、非抜歯で矯正を進める計画を立てられました。
術後の状態は非抜歯のため多少の前突が見られたものの、患者さんからの十分な納得が得られたとのことです。
PART.1でも解説したペリオオルソプロポーションライン(POPLine)は、歯周・矯正・補綴の総合的なバランスを見るラインです。
それぞれ確認すると、おおよそ綺麗に整っていることが分かります。
また、術前・後のセファロ気道エアライン評価では、非抜歯のため舌のスペースや気道が狭くならずに治療ができたと評価できるでしょう。
続いて、26歳男性、非喫煙者、先天性欠損と審美障害のある患者さんです。
右上Cの晩期残存歯を抜歯して矯正治療を行い、左右2番の欠損部分にインプラントを埋入する治療計画を作成されました。
矯正の目的としては、インプラントスペース確保・アンテリアガイダンスの確保としています。
インプラントは直径3.5ミリ・12ミリ径を使用し、歯根接触や骨裂開もせず正確に埋入できていることが分かります。
ペリオオルソプロポーションラインに重ねて見ると、歯肉に若干のズレはあるものの歯列・咬合・歯周組織が改善されました。
この症例は、矯正医や歯周病医が同じゴールを見つけやすいシンプルな症例であったのではないでしょうか。
次に、ステージ2の歯周矯正の臨床例を解説いただきます。
68歳女性、虫歯治療と歯周病治療が主訴の患者さんで、骨吸収は少なく糖尿病もないためグレードはAと診断されました。
う蝕治療・根管治療・歯周治療を行い再評価後に保存が難しい部位は抜歯、矯正治療の後に補綴治療という治療計画を立てられました。
全体的に炎症がなく歯周ポケットも浅く、歯周矯正によって歯列・咬合・歯周組織が改善されたことが分かります。
ペリオオルソプロポーションラインでは、アタッチメントロスがある分歯は長めですが、その他は大きな問題がないと評価できるでしょう。
術前・後の顔貌にも変化が見られ、上品で綺麗なスマイルに変化していることが分かります。
次に、ステージ3の臨床例を解説いただきました。
こちらは、次の動画にまたいで解説を行っています。
ぜひ続きの動画もご覧ください。
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