introduction - 根管治療の目的 根管洗浄のための器作りと戦っている敵を知る #1
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根管治療を行っても治らないケースを経験したことはないでしょうか。
今回の動画はDoctorbook academyの年間インパクトアワードを受賞した「治らない根管」の考え方と対応法 Part1の続編です。
若手の先生からベテランの先生に至るすべての先生方にご視聴いただける動画です。
根尖病変の発生には様々な考え方があります。
この中でも、根尖3ミリの細菌が病変の発生に大きく関与しており、生体との接触が根尖病変と密接に関係しています。
根管治療の目的はすべての根管開口部の位置を特定し、3次元的に封鎖を行うことです。
このために、化学的な洗浄や機械的な切削によって、根管洗浄を行いやすいように根管形態をつくることが重要になります。
これこそが、根管治療の本質です。
実は、根管治療で考えることは5つに集約されます。
①根管開口部が特定できるか
②洗浄のための形態を作るための最良の手技を持っているか
③根尖3分の1を洗浄することができるか
④根尖封鎖のための最良の手技を持っているか
⑤歯冠部の封鎖や維持のための最良の手技を持っているか?
この5つを極めていくことが根管治療の成功のカギになります。
根管治療の敵であるバクテリアや感染源は根管内に遺残している場合が多いです。
根管内に感染源が残っていれば、根管治療によって治癒を期待することが可能です。
その共通の敵について理解を深めましょう。
敵を知ることでどのように対処すればいいかがよくわかると思います。
実際に症例から、どのようなところに敵が潜んでいるかを見てみましょう。
下顎大臼歯部近心根は穿通させることができた一方で根充剤がアンダーになってしまっています。
この原因を深く掘り下げていきましょう。
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