根管治療の成功のカギ~イスムスとMM根管の特徴~ #2
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再根管治療を行った時に、根管拡大後も切削片やガッタパーチャーが遺残することを経験したことがあるのではないでしょうか。
このような場合、近心中央根管(MMC)が原因となっている可能性があります。
MMCはこれまでの報告では30%ほどの確率で存在するとされています。
このため、日常での臨床で比較的遭遇しやすく、これによってイスムスが存在することになります。
MM根管は単独で存在することは少なく、根尖付近で合流している場合がほとんどです。
MM根管によって形成されるイスムスは切削粉や感染源が停滞する原因となります。
また、イスムスは根尖3~5ミリの部分に頻発し、洗浄が困難になります。
このため、イスムスの状態には注意が必要です。
イスムスに対しては根管形成や拡大によって、洗浄しやすい形態にすることが最も重要と言えます。
しかし、実際はMM根管の根管口は0.16ミリほどでマイクロスコープを用いても探索することが困難です。
狭窄下根管は二次象牙質の添加によって根管口部分は狭窄します。
しかし、それより下は比較的開けている場合が多く、狭窄部分を開口することが臨床上大切です。
松田先生は、狭窄した根管の探索に対してRパイロットファイルを用いて拡大を行います。
あくまでも大前提は根管洗浄をしやすい形態にすることです。
次亜塩素酸ナトリウム洗浄液を効率よく還流することがMM根管の拡大の目的であるということを忘れてはいけません。
根尖付近のイスムスを削合し効率よく洗浄を行うためにどのようなアプローチが重要であるかを考えていきましょう。
根管治療時に見落としやすいMM根管の特徴を分かりやすく解説されています。
あなたの根管治療時のトラブルがこれ動画で解決できるかもしれません。
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