伊藤先生の著書、2020年の医歯薬出版ベストセラーに選ばれた「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」（医歯薬出版 刊）をお手元にご視聴いただくと、より理解が深まります。
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今回は、歯磨きについての説明です。 まず、バイオフィルムについて10Qestionの2つの質問を解説していただきました。

1.1日2回以上歯を磨けないこともありますか？
2.歯磨きをしてから寝るまでの間に何かを口にすることがありますか？

一般的に知られているのは歯磨きは1日2回、就寝前のフッ化物のプラスケアです。 歯磨きをせずに、食べたまま寝ると唾液が分泌されず歯が溶けっぱなしになります。 逆を言うと、就寝前にフッ化物を塗ると口腔内に長く残ります。

NICCSのバイオフィルムの説明で、患者様へのメッセージは「1日2回2分間歯磨き後は飲食を控える」です。 説明のポイントを7つ解説してくださっています。

1.プラークは細菌であること
2.細菌が糖をエネルギーとし酸で歯が溶ける＝むし歯
3.磨いていれば溶けない
4.1日1回歯ブラシが当たることが重要
5.当たっていないところは毎日磨いていないのと同じ
6.1日2回（2回はフッ化物供給）
7.まずは20％を目指しましょう！

詳細は動画内でご確認いただけます。

患者様が磨けていないところを知り興味があれば、電動歯ブラシの提案をします。 次に、口腔内写真を活用し見える化することが重要です。 部分的な指導にはフットワークが軽い口腔内カメラを使用します。 患者様にはすべての情報を提供し、正しいセルフコントロールをはじめていただきましょう。

動画では、伊藤先生オススメの電動歯ブラシと、口腔内カメラをご紹介いただきました。 歯みがき指導に、すぐ役立つ内容です。 ぜひ、ご覧ください。

カリオロジーシリーズStep1では、「バイオフィルム」について詳しく解説しています。 ぜひ、併せてご視聴ください。

▶バイオフィルムをよく知ろう！（全15回）│伊藤直人先生 カリオロジーシリーズ Step1