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2024年11月7日(木) 公開

土屋賢司先生 症例100本ノック 第12回 PART2【期間限定プレミアム公開】

    • 00:00 〜 ブラキシズムの詳細を考える
    • 02:50 〜 土屋先生はこう見る!
    • 05:54 〜 治療計画の注意点
    • 08:00 〜 咬合高径は下がっている?
    • 11:52 〜 土屋先生からのアドバイス
  • 本シリーズ詳細はこちら


    力のコントロールの診査・診断の仕方を深く考えていきましょう。
     
    まずは、本症例のブラキシズムはどのような動きをしているのか、一度考えてみましょう!
    口腔内写真からは下顎隆起が見て取れます。
    また、咬合関係についても時系列で考えていくことが重要です。
    パノラマでの抜歯窩の状態を考えると、上顎左側大臼歯部が咬合崩壊し、上顎前歯部が後天的に挺出していると考えられます。
    ここでも問診の重要性が垣間見られます。
    問診を適切に行い、患者様のバックグラウンドやヒストリーを理解することは全顎治療の第一歩となります。
    では、実際に治療を行う際にはどのようなことに気を付けなければならないでしょうか?
    今回提示された治療計画で、注意しなければならない点はプロビジョナルレストレーションです。

    咬合挙上は非常に有効な治療法です。
    しかし、適切な診査・診断がなければ、適切な咬合高径を付与することはできません。
    また、チューイングサイクルを見る時はどこまで動くかということに着目する必要があります。
    咬耗などをよく観察し、側方運動時の咬合干渉を推察することが可能です。
    口腔内から得ることができる情報を隈なく観察し、検査を行い、全顎的な診断を行うことを心がけましょう。

    力のコントロールを治療する上で大切なことは慎重に治療を行うことです。
    まずは、可逆的な変化を加え、患者様がどのように変化を許容するかをよく見極めて治療を行う必要があります。
    可能な限り、削らず、CRなどを有効に使い、変化を見ながらトライアルしていくことが大切です。

    力のコントロールはカリエス処置や歯周治療と併せて重要な治療法です。
    しかし、慎重に行い、じっくりと治療を行う必要があります。
    土屋先生の考えに触れ、明日からの臨床に応用してみましょう。

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